頻度の力 | 経営コンサルティング《ここだけの話》高野聖義

経営コンサルティング《ここだけの話》高野聖義

経営コンサルタントが語るビジネス情報。医療機関の医療コンサルティングにまつわる「ここだけの話」や、最新ビジネス事例について解説。

医療コンサルタントの高野聖義(昌則)です。


ある医院で週報をやりとりしている医院がある。医院の経営者とスタッフが目標管理シートというもので、情報交換するものだ。


この医院の凄いところは、リーダークラスは毎週、新人クラスは隔週で送るということだ。


しかも、スタッフのコメントに対して毎回経営者がコメントを入れているていうことである。


スタッフが一行しか書いていなくても、その数倍の量のコメントを書くのである。


コメントはスタッフの称賛が中心。スタッフが書いていないが、経営者がこのスタッフが頑張ってやっていることを替わりに書いているのだ。


コメントの対象スタッフは10名以上とかなりの数である。
診療終了後の自宅での空き時間を使ってやっている。

凄い労力である。脱帽である。


この労力を使ったことで急速にスタッフは成長している。1ヶ月で見違えるように成長した。


成長の秘訣は頻度と労力である。週一回のレポート交換という高頻度と、コメント量がスタッフの気付きと成長につながったのだ。


教育には手間をかけることがポイントであるということを再認識した。