歯科医院数の減少 | 経営コンサルティング《ここだけの話》高野聖義

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医療コンサルタントの高野聖義(昌則)です。


医療施設動態調査は病院医院数、診療所数等を発表するものですが、以下のようなニュースが出ていました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090422-00000002-cbn-soci

 病院の療養病床数は、2か月続けて減少し、今年1月末時点で、前月比329床減の34万17床になったことが、厚生労働省の「医療施設動態調査」(1月末概数)で分かった。前年同月比では2806床の減だった。

 同調査によると、1月時点の病院数は前月に比べ5施設減って8783施設。このうち、「一般病院」は5施設減の7701施設。「精神科病院」1081施設、「結核療養所」1施設は前月と変わらなかった。一方、一般診療所は前月比72施設減少し、9万9497施設。また、歯科診療所は前月比35施設減の6万7989施設となった。

 全国の病院の病床数は前月より347床少ない160万8949床。そのうち、療養病床数は329床減の34万17床。療養病床数は、昨年10、11月、2か月続けて増加したが、12月に再び減少に転じていた。これで、療養病棟は2か月続けての減少となった。


実際のデータはこちらです。
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/iryosd/m09/is0901.html

歯科医院数は減少です。

35施設とわずかですが減少。


実際は開業数と閉鎖数の差ですので、実際は閉鎖数がかなりの数になっているということになります。


1月末の時点ですが、この数字です。

2009年1月と2008年1月を比較すると、149医院の増加です。
2009年1月と2007年1月を比較すると、563医院の増加です。
2009年1月と2006年1月を比較すると、849医院の増加です。

増加の幅は減ってきています。
しかし、年間で見ていくと増加し続けています。
競争は激しくなってきているのす。



実際、歯科医院経営は苦しくなってきています。
自費が決まらない!というお話は多くの医院で聞く内容です。


苦しくなって即廃業というわけではありませんが、時代の変化についていけるかがその医院の力です。


今はじっくり力を蓄積する時期です。
今一度、医院運営を見直していただきたいと思います。