医療コンサルタントの高野聖義(昌則)です。
リーダーは医療機関は必須の存在となります。特に従業員が7名以上となってくると院長一人での管理は限界に達します。
リーダーに指示をだして、指示以上の成果を上げてくれる。全てを説明しなくても勝手にリーダーがやってくれるという状況は理想の状況だと思います。
しかし、医療機関のスタッフは、リーダーシップは何か、リーダーの役割は何なのかということについて教育を受けてはいません。
では、リーダーシップは医院に来てから備えられるものではなく、元々持っている力なのでしょうか?
私は違うと考えています。
リーダーになるとためには、適正を持っている必要があります。しかし、リーダー適正がない人でも失敗をし、問題を解決することでリーダーとしての成長を果たします。
決して、部活の部長をやっていたからリーダーシップを取れるということではないのです。
周囲のスタッフからの評判が悪く、リーダーとしての適正が低いという人も実際にリーダーとなり、いろいろな問題に直面することで初めて大きく羽ばたくのです。
苦しい思いをしたから、リーダーになれるのはないですが、多少の障害はあると思います。必要なことは自分がリーダーにならなくてはならないという覚悟を決めるかどうかです。
リーダーは、上からの叱責などの上司からのプレッシャーを受けながら、部下育成、部下教育を行なう必要があります。
リーダーは人それぞれの形があります。つまり、覚悟を決めて、リーダーになると決めた時から、人はリーダーとして頑張れるのです。
経営者は未熟な人を役職に着けることを嫌がります。しかし、やらせなければわからないこともあります。リーダーになる人と同じように、経営者もリーダーに任せるという覚悟を決める必要が在ります。
経営者がどれだけリーダーを信用できるのか、任せることができるのか、そしてリーダーがその経営者の思いを真剣に感じ取れるのかということがポイントとなります。
リーダーの条件は、後天的なものです。まずは、経営者の方がリーダーとなる必要があるのです。
あなたは、覚悟が決まっていますか?