医療コンサルタントの高野聖義(昌則)です。
日本の貧困層は増加しています。生活保護の申請数は戦後並になりつつあるそうです。
数値だけをとりだして、報道通りに受け取ることは危険なことなのですが、事実は事実です。
ここで問題なのは、貧困層の家庭で生まれた子供がそのまま、貧しい環境になってしまう傾向があることです。
日本は子供を育てるには、費用が多くかかります。私立の学校法人への助成金が削減される流れの中で、教育機関が閉鎖されます。
公立の教育機関が人気となり、勉強のできない子供は進学できないようなことも考えられます。
歯科業界では小児歯科で同様の問題を抱えています。ひとり親保険証を持っている子供の虫歯の率、うしょく率が高いのです。また、学力の高い児童ほど、うしょく率は低くなります。
今後、こどもの教育費用が高くなることと、虫歯の本数は関連性を持つことになるのではないでしょうか?
アメリカでは、子供の虫歯がある本数を越えると幼児虐待て逮捕される州があるそうです。
教育と虫歯は強い関連を持ち、このことが歯科業界を変えることになるかもしれません。