医療コンサルタントの高野聖義（昌則）です。
医療機関においてのリーダー育成は医院発展のキーファクターとなります。
いつまでも院長の指示待ちスタッフのみでは、院長の負担が増加するだけで、診療にドクターが専念できる環境は作れないのです。
院長の負担が軽減されないままでは、組織を拡大することができず、院長のフラストレーションが蓄積していくことになります。
では、リーダーに必要な要素は何でしょうか？
まず、必要なことが、当事者意識です。
医院のことを自分の問題として捉えられているのか、それとも他人事として考えているかは、大きな分岐点となります。
当事者意識とは、属する組織の問題が自分にとって大きな影響を与えると考え、組織を自分の家のように捉えることではないかと思います。
リーダーを選出する時には、この当事者意識を見極める必要があります。業務的に優秀でもこの意識が低いのであれば、リーダーにはできません。
何か問題が発生しても、仕事として処理します。なぜ問題が発生し、問題を根本的に解決しようという努力は薄くなります。
当事者意識を持てる環境整備、参画意識の向上に努める必要があります。