社員の方とのコミュニケーションは何をしていますか?
毎月訪問している企業では、社長と社員が毎日携帯メールを行っています。
今までどうしても従業員との意志疎通ができなかったと嘆いていた社長のアイディアです。
社長という名称はもの凄く大きなもの。
社長本人は全く気付かないですよね。
普通に考えたら、完全に敬語を使い、何でも最優先で対応されるなんてありません。
しかし、毎日その状況が続くと社長にとっては当たり前になります。
そんな社長に本音なんて言えませんよね。
もし本音を言ってそれが元で首になったり、他の従業員が怒られたりしたら・・・
なんて考えてしまうのが従業員なんです。
「俺は普段からフレンドリーに接しているから問題ないな」
「うちの会社は風通しのいい会社だ」
とか考えています。
従業員の方が聞いたら、
「やっぱりうちの社長は何にもわかっていない」
って感じてしまうわけです。
この状況を打破するためには、コミュニケーションを多くとることしかありません。
他に解決方法はありません。
これは全ての組織に当てはまります。
部署内の雰囲気が悪い場合、上司から積極的にコミュニケーションをとるしかありません。
部下は、なるべくなら上司と接触をさけようとします。
私も上司と部下の両方の経験を持っていますが、上司として見られてしまった段階から、
部下に当たる人々は近づかなくなってしまいます。
上司って孤独ですね。
そしてさらに孤独なのが経営者なのです。
さて、毎日メールを行っている社長のお話です。
「今まで社員の人であまり意見を言わなかった人がどんどん意見を言ってくれる」
「本当に会社のことを考えていることがわかって良かった」
という感想を持っています。
ある会社では、社長と社員のマックミーティングが開催されています。
「○○と○○、夕飯はまだか?一緒にマックに行こう!」
と社長がマック(関西ではマクド)に連れて行きます。
ワンマン社長といつも言われてきたこの社長のイメージはずばり“怖い人”
ファーストフードのマクドナルドでハンバーガーをほうばりながら、キャリアビジョンや
会社への要望を聞いていきます。
会議室でやらないのがポイント。
肩肘を張らずに話せるスペースを使っていろいろな話をしていきます。
これくらいしないとコミュニケーションはとれないんですね。
大変だ!
大企業でもコミュニケーションのとり方を工夫する必要がありますね。
全くない企業も多い。
特に一方的なコミュニケーションが多いです。
呼び出して「君はこれが足りないから、もっとこうするんだ!」
お説教はコミュニケーションではありません。
コーチングをしっかり学ぶべきでしょうね。
では、また。