中古本を取り扱う企業として、日本最大の企業にブックオフがあります。
アルバイトでもできるオペレーションを完全に作り上げ、店舗を一気に増やしました。
先日、名古屋のココ一番でカレーを食べていたらココイチの社長が載っている日経ベンチャーがありました。その中に、ブックオフの坂本社長の対談が載っていました。
その中には、ブックオフの位置づけを明確にしていました。
ブックオフでは、古本をかなり安い金額で販売しています。
しかし、老舗の古本屋さんでは、その本に価値を見つけ、高額で販売しています。
そのため、「せどり」と呼ばれる個人ネット古本販売者が、ブックオフに行き、価値のある本をたくさん購入します。それをネット上で販売しているのです。
古本の値段はブックオフが出てきて一気に下がったといわれています。
しかし、老舗古本店でのプレミア価格は高止まりです。
あまり、希少性のない本の値段は一気に下がっていますが、まだまだ高粗利での販売になっています。
坂本社長は、古本業者の方が、ブックオフに仕入れにくることを防止はしていません。
新店オープンの際には、業者が100冊以上本を買っていきます。
これをしっかり売り、お客様として考えているのです。
普通の経営者なら、そこでもっと値段を上げようと考えるのですが、それはしないのです。
老舗古本屋との共存共栄を目指すというのです。
あくまでも古本市場を活性化していくということを目指し、がんばっています。
応援したくなりますね。