エステサロンでの現場支援 | 経営コンサルティング《ここだけの話》高野聖義

経営コンサルティング《ここだけの話》高野聖義

経営コンサルタントが語るビジネス情報。医療機関の医療コンサルティングにまつわる「ここだけの話」や、最新ビジネス事例について解説。

あるエステサロンで商品についての会議を行っていました。

その時の商品は、「遠赤ドームキャンペーン」というものでした。
 
この商品名を聞いたとき、ちょっと変えてみようと思いました。
その名も「汗だくすっきりダイエットキャンペーン」
 
遠赤ドームを簡単に説明すると、半円柱型のドームに入ります。
その中では、遠赤外線を放射するので新陳代謝が急激に向上します。
結果、体内に残留している老廃物を汗として排出し、すっきりと爽快感を感じるものです。
 
どうですか、汗だくすっきりダイエットキャンペーン」は!
効果をそのまま商品名にしました。
汗だくになり、爽快感を感じ、最終的に新陳代謝を良くしてダイエットに効果があります。
そのコースを受けた感じがしません?
 
私も体験しているのですが、エステって結構気持ちいいものです。
メンズ エステですよ、私が行ったのは。
待つ間、バスタオル一枚で20分か30分くらい待つのが大変情けない格好なのですが、
終わったあとは気持ちい~いって思えます。
それを思い出しながらのネーミングです。
 
ネーミングでうまいのは、「スリムどかん」や「顔パワー」を販売している「まるかん」さんですね。
パッと効果を想像することができます。
 
これがネーミングのうまさです。
商品名でいかにわかりやすい、イメージしやすいものを作るのか?
言い古されたようですが、ネーミングは一番重要です。
 
はっきりとイメージ化できない商品は、徹底的な販促が必要です。
テレビCMなど、メディアで商品名を徹底的に紹介する必要があります。
しかし、優れたネーミングはCMを行ったのと同じくらいの効果があります。
『あの「汗だく」ってやつはいいらしいわよ』
なんて、口コミが始まるのです。
 
これから、この会社ではネーミング会議をもっと頻繁に行うそうです。
いかにイメージしやすいネーミングにできるか、これが売上げを上げる大きなポイントになりそうです。