オペレーション改善 ?全体適正と部分適正? | 経営コンサルティング《ここだけの話》高野聖義

経営コンサルティング《ここだけの話》高野聖義

経営コンサルタントが語るビジネス情報。医療機関の医療コンサルティングにまつわる「ここだけの話」や、最新ビジネス事例について解説。

医療コンサルタントの高野昌則です。

 ブログに投票してください。


 これも投票してください

今日は眼科医院のコンサルティングにお邪魔しました。
この医院さん、凄く混むんです。
数時間待ちが当たり前。

この待ち時間の解消と、スタッフの方の作業効率のアップを目指して院内のミーティングを行っています。

この話し合いの中で、議論が紛糾します。
原因は、

全体適正 と 部分適正 の問題です。

全体として今目指しているのが、何なのか、そして、それを達成するためには何が必要なのかという点が見えてこなくなります。

これをこう変えましょうという話し合いの中で、一番もめるのは、何かを変えると、何かが影響を受けできないことが増えてくるということです。

一つを変えると、他のオペレーションが滞ってしまう。
これが一番の問題です。
現場にいる方は、通常今の業務での問題点を上げてきます。

例えば、検査のオペレーションを改善しようとすると、

A検査では、問題ないですが、B検査では問題がある。
だから、今のままがいいですね。

これは部分適正です。

一部分を改善しようとして、全体の運営の効率化は図れないという状況になるのです。

現場で働いているスタッフは、どうしても部分適正になります。
そのため、一番の問題、患者様の動きを効率化しようとすることは頭の中から離れます。

この全体適正と部分適正のバランスをとるということが一番の問題なのです。