クリスマスです。
街は華やかになり、気分も盛り上がっている方もいらっしゃると思います。
私の個人的なロマンティックなクリスマスの思い出は聞きたくもないと思いますので、
販促的なお話をさせていただきたいと思います。
クリスマスの販促は通常10~11月からスタートします。
なぜ早く始めるのかって、見せる時期が必要であるからです。
ピークでしっかり売るためには、準備期間が必要だからです。
クリスマスなど生活催事に関しては十分な準備期間が必要です。来る日も来る日もクリスマスの音楽、装飾を見せることで次第に気持ちが盛り上がります。
当日に向けての心の準備期間が必要なのです。
クリスマス期間は、子供へのプレゼント、食卓を飾る特別な献立、
そして気持ちが高揚することによる衝動買いが発生します。
周りの気分に乗せられて、ついクリスマスケーキを買ってしまったとか、
必要もないに、クリスマスの日の献立の中にチキンが入ったりしていませんか?
これは、徹底したマーケティングによるものです。
テレビやラジオなどのマスメディアや、街の装飾などでクリスマス気分を持ち上げます。
徹底的に行うことで、
「クリスマスにはこんな生活が必要だ」
「クリスマスくらいはこんな気分を味わいたい」
という意識を盛り上げていきます。
結果、消費者は「そうだ、クリスマスだからチキンを食べなくてはいけない」
「クリスマスには、洋食メニューだ。」
ということになります。
この気分的な効果を生んでいるのが、クリスマスの販促なのです。
さて、これをしっかり自分たちの商売に結び付けましょう!
普段、テレビやラジオなどのマスメディアでは広告を打てない企業も多いと思います。
しかし、マスメディアでは徹底的にクリスマスを宣伝しています。
その流れに自社の販促を乗せていくことも重要です。
もう一つポイントがあります。
ただ単にクリスマス販促を行うのではなく、このクリスマス販促で自社でも活用できるポイントがあるのです。
クリスマス販促は、実際の日の2ヶ月前から宣伝します。
ここで確認していただきたいのが、キャンペーンなどの販促の開始時期です。
直前に販促をかけても全く反応はありません。
しっかり事前に販促を行っているでしょうか?
店舗や企業の販促では、社内の販促会議が開かれていると思います。
しかし、販促の開始時期についてしっかり決まっている企業は少ないのです。
「社運をかけたキャンペーンだ」と社長がどんなに意気込んでいても、
社員には、運命をかけたキャンペーンにはなりません。
また、お客様にとっては、どうでもいいキャンペーンなのです。
広報部が独立していない企業は、他の業務を行いながら様々なキャンペーンを行っています。小さな企業になればなるほど販促に計画性はありません。
広告の内容とキャンペーンの内容がリンクされているかどうか、これが一番重要なことです。
逆に小さな会社だからこそできないことをやっているのが、大きな会社になる秘訣なのかもしれません。
もう一度、直前販促を見直してみましょう!
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