レモンバームの小さな白い花 | ちいさいおうちのちいさい庭 アジアンハーブと少しの野菜を育てる

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食べることが好きで料理好きですが、決して料理上手ではありません。
自宅の狭庭でハーブ、小さな野菜、バラなどを育てています。

 今日は強い雨が降っていたので、これは昨日の写真です。

 レモンバーム(メリッサ、セイヨウヤマハッカ)はシソ科の多年草。とても丈夫で庭で越冬し、種が飛んでどこでも増えるので毎年増えすぎた株を減らすのに苦労します。とても根が張るのでかなり掘り起こさないとだめなんです。よその家の前でアスファルトの割れ目に何年も生き残っていた姿には尊敬の念を抱いてしまいました。

 とても地味な小さな花ですが、ミツバチが大好きな花だそうで、果樹のそばに植えると良いそうです。うちの果樹(レモン、ブルーベリー)はすでに花が終わってしまっているので、お役にはたっていませんが。

 こぼれ種が離れたところにも飛ぶようで、あちこちから芽が出て来ます。この葉っぱのハーブティーはお薦めですが、花が咲く前の葉っぱの香りが良いようです。種が散らないようすこし切り戻してもいいかもしれません。レモングラスとミントとレモンバーベナ、それにこのレモンバームを合わせた生葉のハーブティーはなんてことないですが、とても美味しくて癒されます。色もキレイ。生のハーブティーはあまりポットにお湯を長く入れない方がよいです。生葉のエグ味が出てしまいます。ドライハーブはそんなことはなく、香り高く上品ですね。

 

 ベトナム料理に使うキンゾイが家になかったころは、このレモンバームを利用していましたが、同じシソ科でもキンゾイと香りがだいぶ違うので、代用にするには香りの違いを理解していた方がいいですね。写真では似た雰囲気を出せます。

 キンゾイは一年草なので多年草のレモンバームとは扱いが少し違いますね。大きくなって根が張ったときに排除するのが大変ですから、発芽しているのを発見したらすぐに小さな鉢に植え替えて、お友達に差し上げましょう(迷惑か?)。