ミャンマーのチンバウン(ローゼルの葉)を料理してみました。 | ちいさいおうちのちいさい庭 アジアンハーブと少しの野菜を育てる

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食べることが好きで料理好きですが、決して料理上手ではありません。
自宅の狭庭でハーブ、小さな野菜、バラなどを育てています。

 やっとチンバウンことローゼルの葉っぱを食べるチャンスが来ました。うちのローゼルは最初葉っぱが丸くて、最近でも三つに割れてるのは見かけるのですが、麻の葉のように5つに割れているの葉はついていません。ネットで探すと手を広げたようになったものが多いです。

 こんな感じで3つ2つとただの一枚の葉っぱがあります。

 3つ割れ、2つ割れ、ただの葉っぱの順です。

 

 同じ根元から、こんな風になるなんて不思議です。

 ところが嬉しいことにこのチンバウン(ローゼルの葉)を料理用にいただけました。じっくり見てみますと、いろんな葉っぱが混ざっているではありませんか。わかりやすいように2枚を裏返しています。写ってないですが、割れていない葉っぱも一枚ありました。味は一緒で酸っぱいですよ。

 

 さっそくスープを作りました。前に作り方を教わったことがありますが、ネットで調べていろいろな作り方をみてみました。若い葉っぱでないと固いという情報もありましたがいまのところ問題なく柔らかくなっています。味付けはナンプラーと海老ペースト(ガピ)で他の野菜が入っているレシピもあれば、柔らかい野菜を合わせても良いとのことでした。ミャンマー語は読めないので英語で書いてあるサイトを見ただけですが。私はやわらかいヘチマを入れました。

 食べた感じが何かに似ていると思いましたが、少しトロっとした仕上がりになるのでモロヘイヤをイメージしたらよいと思います。

 次は炒め物を作ってみましょう。

 

 酸っぱいスープは世界中で好まれていますが、ベトナムやタイではタマリンドで酸味を付けるのに対して、ミャンマーでは全国でこのチンバウンが食べられているとのこと。

 チンバウンが手に入らないときは代用にほうれん草とレモンを使うそうですが、それを読んで思い出したのがロシアの緑のボルシチのこと。ロシアではシャベーリ(スイバ)という酸っぱい葉を使うのですが、たいていの日本語レシピではほうれん草+レモンで代用しています。

 東ヨーロッパでは発酵させた酸っぱい液体を使うスープもありますし、食べたことがありますので、世界中あちこちに酸っぱいスープが存在するのを嬉しく感じます。

 

 ↓種蒔きは少し遅れてましたが、ローゼルは成長が早い植物だと思います。いただいた葉っぱが終了したら、自家製を試してみたいと思います。日本在住のミャンマー人は、最盛期に大量買いして冷凍保存しておくそうですよ。そんなに酸っぱい葉が好きなんですね。

 ローゼルのお茶をハイビスカスティーと呼びますが、あのハワイアンなハイビスカスの花の咲く低木とは別物です。ハイビスカスティーとして売られているのはオクラの花に似たローゼルの花が咲いた後の種を包む萼(ガク)と苞(ホウ)なのです。お茶だけでなくジャムにもなるそう。鮮やかな赤と酸味が特徴のハイビスカスティーです。若い頃は想像と違った(笑)酸味にびっくりしましたが、今は酸っぱい物が大好きなので好みの飲み物となりました。

 種(実際は種の入ったガク)を頂いてから、育っている途中の記事があります。