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小さい頃は毎年学年があがる度に、

背が伸びる度に、

自分が変わっていきました。

 

大人になってみると

カレンダーをめくっても同じような仕事が待っていて、

背も伸びることもなく、

もう何年も同じような「自分」でいると、それが化石化しがちです。

 

私がCちゃんに初めて会った時、彼女は初級クラスの生徒さんでした。

人の目を見れるか見れないかといった感じで、

教室の後ろでひっそりと立っていたのを覚えています真顔

 

 

その数ヶ月後にアニメコンベンションがあったので、

私はその出場者を生徒から募っているところでした。

 

「カナダ人観客の前で、マイク持って英語で話す。

こんな経験なかなか自分一人じゃしないかもしれないので、

せっかくだから出てみませんか!?

 

 

 

毎回このようにして出場生徒を募集するのですが、初級クラスにいる生徒さんはたいてい

「そんなこと自分にできるはずがないガーン」とすぐに線を引いてしまうことが多いのです。

 

なので私は、経験の貴重さを何度かハッ解きます。

いつもは、そうしてようやく何名かの生徒さんが手を挙げ始めるのですパー

 

ところがその時は、説明を一度しただけで、すっと手を挙げた生徒さんがいました。

 

それがCちゃんでしたキラキラ

 

正直言って、私はCちゃんのことは視界に入っていませんでした。

なので再確認までしてしまいました。

 

「え・・・いいの?マイク持って、人前だよ・・・?」

 

 

Cちゃんは一度、こくり、と頷きました。

 

「えっと・・・メイド喫茶の説明チームがいいかな・・・?

今回は一応、ダンスチームも作ろうと思ってはいるんだけど・・・

やっぱり説明の方がいいよね?」

 

「ダンスします音譜

 

これほど長い間教師をしているのに、

Cちゃんとのこの最初の会話で、

私の教師度はまだまだ未熟だなと思わせられました。

 

それからCちゃんは学校でも、一番上級コースである私の教えるコースも卒業しました。

 

コース途中、悔し涙を流す生徒さんが多いのですが、Cちゃんは一度も泣きませんでした。

 

そんな彼女が泣いたのは、卒業式の日卒業証書

 

卒業スピーチを英語で話している最中に、初めて泣きました。

「卒業したくない・・・」と。

 

結局、卒業してからバイトをしつつ、それでも3日に1回くらいのペースで学校に遊びに来つつ、アニコンでは私たちが作った「Vector 7」という「日本人留学生アイドルグループ」のスタメンの一人としてデビューを果たしました。

 

顔をあげて、

リズムをきざみ、

英語で自己紹介し、

観客に訴えかける。

 

舞台で光るCちゃんを見て、

恥ずかしがり屋に見えるこの子のどこに、

これほどの力が眠っていたんだろうと心から不思議に思うとともに、

私は、Cちゃんから教えられたことがたくさんありすぎることに気がつきました。

 

そんなCちゃんの姿を見て、周りの生徒さんも力をもらい始めました。

「私もCさん先輩みたいになりたい・・・!」

そう思って、Vector 7に入る生徒も増えました。

 

1年間で4回舞台を踏み、この夏。

 

いよいよ帰国です日本

 

私はそんなCちゃんに、ぜひ、「卒業式」をしてあげたいと思いました。

今回のアニコンは、実行委員の方々のご好意により、

Vancouver Playhouseという、プロのバレエ団やオーケストラの方々がパフォーマンスをされる「本気舞台」を使わせていただけることになりました。

 

映画館のように段々になった観客席には、1年前からファンになってくださった地元の方々や、学校の後輩たちが詰めかけます。

明るいスポットライトの中に立ったCちゃんは、英語で「卒業スピーチ」を行いました。

 

 

 

 

 

 

 

自分の経験を、

自分の言葉で伝えた瞬間。

 

Cちゃんの中で、

英語が「第二言語」から「自分の言葉」になった瞬間だと感じました。

 

彼女の1年間の思いや努力が伝えられ、

卒業にあたっての寂しさと感動が、会場を包みました。

 

 

 

これからCちゃんは、日本で仕事をし、日本で生きていきます。

 

このように、いろいろな経験をともにした卒業生が、

私たちと、ずっとずっと強い絆でつながっていてくれればと願ってやみません乙女のトキメキ

 

そして、

 

こういった経験を、

一人でも多くの方にお届けしたいとも、願ってやみません。

 

 

私が出会う一人ひとりの生徒さんの可能性を一緒に見つけるために、

 

「英語教育」

 

「留学」

 

という枠を超えていきたいですアップ

 

 

そして、「カナダに来てまで、日本人の先生の学校に行くの?」

 

と言う長く続いた風潮を、

ゆっくりと超えていきたいと思っています。

 

本当に大切な経験とは何か。

それをしっかりと伝えていきたいと思っています。

 

 

 

 

 

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