今年の2月にライセンス一時停止を食らってから、ようやく保証金の積み増しができ、ライセンスが復活いたしました。まだDOLABのホームページには掲載されていないのですが、DOLABからの推薦状の発行ができるようになりましたので、復活を告知したいと思います。
それに合わせて、コロナ禍においてポロポロになってしまった学校も、修繕費に莫大なお金がかかるのがわかりましたので、引っ越しいたします。場所は決まっているのですが、正式に引っ越しが完了してから、またお知らせいたします。
つばきがコロナ前の状況に戻るには、年内いっぱいはかかると思います。やはり、2年以上のブランクはここにきてジワジワとボディーブローのように経営に響いており、元に戻るには時間がかかります。ベトナムも不景気になっておりますし、あちこち工場の閉鎖や倒産の話が聞こえてきます。固定客を数多く抱えている大手の送出し機関なら大丈夫ですが、まだ大した人数を送り出せていないところは、経営難に陥っているという話もチラホラ流れています。どこもかしこもお金がなくて大変です。
実習生の募集ですが、この先仕事を失った若者を中心にある程度人を集められる状況にはなると思いますが、問題は面接合格後の日本語教育期間の食費や寮費等のお金です。コロナ前までは本人の貯金だったり、親が出したりしていたのですが、今はほとんどの実習生たちが先立つお金がありません。銀行等からお金を借りられるようになるのは、在留資格が下り、ビザの発給後です。それまでの生活費が工面できず、実習生に応募できないと言う人達が増えています。この辺の支援をしていただける会社ならば、募集は十分可能であり、また質の良い人材の確保も可能かと思います。食費補助なら月2万程度で十分です。どうでしょうか?
今まで売り手市場として、仕事や給料の選り好みをしていたと思いますが、あと半年ほどで状況は変わるでしょう。以前と同じ形にはならないにしても、ベトナムから他の国への変更を考えている会社は少し様子を見てもいいのではないでしょうか?焼き畑農業を続けたいのではあれば、どうぞ他の国からの受入れを行ってください。但し、今旬のインドネシアも瞬く間に教育した良い人材はあっという間に刈られ、質の低下はベトナムよりも早く訪れることでしょう。そろそろ人を育てるということを真剣に考えた方が良いと思います。
ベトナムは2016年以降、中国から急速にベトナムへ日本の会社が受け入れをシフトさせた結果、教育が間に合わなくなり、質の低下を招きました。今のインドネシアの状況を見ていると、ベトナムから急速にインドネシアへのシフトが始まっており、それも中国がからベトナムへのシフトよりも早く、また大人数が動いているので、人材の質の低下はベトナムの時よりも早く訪れる可能性が高いと見ています。実際、某監理団体では、インドネシアの送出し機関と次々契約をして、第1期の実習生のみを入れております。2期以降は質が低下するので、新しい送出し機関の1期生のみを確保するということです。あまりお勧めできるやり方ではないですね。
ライセンスが復活したとはいえ、最近ベトナム人技能実習生がすこぶる評判が悪いので、今後の送出しもなかなか厳しいとは思っておりますが、つばきとしてはしっかりとした教育を行い、良い人材を送り出せるよう努力していくのみです。もしご興味がございましたら、ぜひ問い合わせしてください。よろしくお願い致します。
(2023年5月29日追記)
DOLABのホームページにおいてもつばきのライセンスが回復したことがわかりました。写真を載せておきます。