日本政府の危機感のなさが、本当に腹が立ちます。というか、日本人自体が日本に外国人労働者が喜んで来ると思っていることが、なんともズレていると言わざるを得ない状況です。
未だに平気で募集人数の3倍を要求する監理団体がありますが、もうベトナム人にとって日本は魅力的な国ではないんですよ。別に日本に行かなくたって、ベトナム国内でもそこそこ給料を払ってくれる企業も出てきておりますし、農業ならオーストラリアという選択肢もあるし、介護関係ならヨーロッパなど日本より高い給料を支払ってくれるところはいくらでもあります。30年近く給料が上がらなかった日本人、いつの間にか東南アジアの人たちからも安い給料でいろいろ面倒な日本企業は、何も無理して働きに行く必要はないと思われております。
一時期ベトナムの他の国で労働力の確保はできるかもしれませんが、昔と違って世界中の情報がネットさえ繋がればどこでも取れる時代になっているので、日本の状況は他の国でも瞬く間に知れ渡り、日本へ働きにこようとしている外国人は、急激に減っていくことも十分考えられます。
現場の最前線でいる私たちの焦燥感は半端なく、今までのようにただ人を送り出すだけでは到底やっていけないと、次の手を考えて対応していかなければなりません。
それに比べて日本国内の状況は、どこの社長もまだベトナムから実習生が簡単に入ってくると思っている。すでに売り手市場で選択権は実習生側にあるというのに、ベトナムがダメならインドネシアですか?バングラデッシュですか?インドですか?いつまで労働者の焼き畑農業を続けるのですか?
一方では技能実習制度の見直しを含めた廃止論が飛び交っていますが、本来ならば国が主導権を握り対応していくのが1番良いと私も思っております。そもそも技能実習制度の主旨は発展途上国への技術移転です。それを民間ベースでやること自体、私は話が違うと思っております。しかし、昨今の緊縮財政の状況で、新たな事業へ国が金を出すと思いますか?今になってコロナ増税を叫ぶ財務省がどうみても外国人労働者受入れに関して、新たに予算をつけるとは思えない。結局民間に任せて、一部の金儲けのうまい奴らに上手に利用されるのが関の山だと思うのです。
日本って大東亜戦争で一度落ちるところまで落ちましたが、また同じく今回も落ちるところまで落ちないとわからないと思います。一回ガラガラポンしないと気がつかないでしょうね。今度の参議院選挙で自民党が勝つようなら、もう日本の再生も難しいでしょうね。
近々戦争か大災害か、いずれかで日本の存亡が問われる時期が必ず来ます。そのときにどう考え、どう行動するのか、日本人の真価が問われることでしょう。覚悟を決めた日本人は強いと思いますが、そこまで追い詰められないと力を発揮しないので、もう少し早めに気づきましょうよと私は正直思います。
