縫製が技能実習生の受入をする業界だとは思えません。最近とある監理団体の支援をしておりますが、縫製会社に配属されている実習生の状況がこちらも首を傾げるような実態を目の当たりにしております。
確かに業界として、下請け単価が安く、人件費を削らなければ採算が合わないということもあるでしょう。しかし、労基法で守られている最低賃金もクリアできず、残業代も払えないところが果たして実習生を使って良いのでしょうか?いくらベトナムの給料が安いとは言え、お金を稼ぎにきているからと言って、内職と称して時給換算すれば数百円の単価で衣服を仕上げる、こんな話がまかり通るとは思えません。
ノーナレでも問題になった縫製業界。法令遵守をしようとする経営者がまだまだ少ないことを実感させられます。
一度ユニオンにでも入ってもらい、痛い思いをしなければわからないのでしょうか?
残業代も払えないのなら、そもそも技能実習生を使わず、日本人だけで仕事をすれば良いと思います。
それから、受け入れ会社の方々に気をつけて頂きたいのですが、今ベトナムで縫製、建設、農業関係の面接候補者を集めることはとても大変です。私のところでは採用予定人数の1.5〜2倍程度しか集められません。しかし、他の送出し機関では3倍程度まで集められるところもあると聞いています。そういう送出し機関から入った実習生たちに給料の件を確認したところ、どうも当初送出し機関から聞いていた話(求人票にかかれていた給料額)と、実際日本に来て会社から支払われた金額に大きな差があったようです。中には3年間で500万貯められると言われた実習生もいたようで、どうも募集段階の給料がかさ上げされているようです。
このような給料をかさ上げされた実習生が日本に来た場合、話が違うということでトラブルの原因になりますので、面接時に送出し機関から提示された給料金額を確認しておく方がよろしいかと思います。
縫製に特定技能が加わることは当分先になるのではないでしょうか?まだまだ法令遵守をしようとする会社が少ないと感じております。
