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下記のコメントが送られてきたので、返答しますね。
コメント
ブログを呼んでいると失踪すればS先生の顔に泥を塗るとか彼女を取材したNHKのディレクターも面目ないでしょうねとか記されてあり何か上から目線に感じ、コロナ禍で失踪しても新たな仕事を探すのが困難な中彼女が何らかのトラブルに巻き込まれ失踪したと言う事は考えなかったのでしょうか?彼女への気遣いが無く私には何か指名手配のように感じたのですが如何お考えでしょうか?
以上です。
返答が長くなりそうでしたので、ブログに書かせてもらいます。
まずどうして上から目線と言うのでしょうか?私には意味がよくわかりません。失踪でも在留期限がある間は、警察の生活安全課に捜索願を提出します。しかし、在留期限が切れると刑事課に回されます。行方不明ではなく、不法滞在者として犯罪者扱いになります。この意味わかりますか?S先生の温情とNHKディレクターの良かれと思ったことが、結局一人の不法滞在者という犯罪者を作ってしまったということなのです。
彼らは決してそんなつもりで彼女を助けたわけではありません。しかし、結果は残酷です。それがどれだけ彼女を思っていた人達を傷つけたか、その思いはわかります。
ただね、私もこの業界が長いので、一生懸命支援をした実習生から裏切られるということは、割とあります。彼女の場合、今治のタオル工場から佐賀の縫製工場への転籍はやむを得ないにしても、佐賀の縫製工場から当組合の組合員企業への転籍は、決して今治のような劣悪な環境ではなく、私が聞いている限りにおいて、会社内での人間関係がうまく行かず、転籍したいという理由だったと思います。本来、この理由での転籍は認められません。これで転籍できるのなら、いくらでも理由をつけて転籍してしまうでしょう。転籍ができづらい技能実習制度の問題点はここでは話しませんが、ただ、そういう人間関係の問題は、調整して折り合いをつけていくのが監理団体や今回の場合、支援していく人達がやるものだと思います。
彼女の場合、助けてもらうのが当たり前の感じが最初からしていました。S先生が一生懸命動いたこと、NHKディレクターが動いたこと、すべて当たり前で、感謝の気持ちを感じたことはありませんでした。どうして転籍することになったのか、それはある程度実習生本人にも何が問題だったのかきちんと話はすべきであると私は思っております。100%会社が悪いわけでもなく、100%実習生が悪いわけでもなく、どうしてこういう結果になったのか、解雇や失踪の状況をもう少し丁寧に聞き取り、実習生本人に理解させていくことが必要ではないかと思っているわけです。
コロナ禍でも仕事を斡旋するブローカーはいくらでもいます。まして、今はコロナ禍の特別支援が行われており、技能実習から別の職種への転職もできるというとんでもない状況です。トラブルに巻き込まれたと思い、当初は何回もLINEで連絡を取ろうとしたり、毎日朝寮へ行って帰っているかどうか確認したり、やれるだけのことはやりました。途中S先生から他の会社で働いているという話を聞いたとき、コロナで倒れたりとかしていなかったんだと思い、理事長を始めホッとしたものです。
マスコミ報道で、奴隷制度のように言われているこの技能実習制度ですから、最初から色眼鏡で見られているようですね。3号移行するための試験を申し込み、あと2年仕事ができるよう応援していたのですけどね。私たちの何が失踪させる原因だったのだろうかと、自分たちとしては精一杯やっていたつもりですが、もう少しなんとかできたのではないかと反省しています。
私たちはやっぱり笑顔でベトナムへ帰ってもらいたいですからね。