水域(A1, A2, A3, A4)
どうもこんばんは。某造船所に勤めており個人的に海事代理士の資格を取得しました。日々の業務に加えて海事の勉強をしたことをアップしていくブログです。船主様、造船所様、海事代理士の先生方など海事関係の皆様の参考情報になればと思っております。よろしくお願い致します。本日は水域(A1, A2, A3, A4)についてです。「A1水域」(沿岸から25海里から30海里)デジタル選択呼出(DSC)の警報を取り扱うVHF海岸局の無線電話のカバー内の水域「A2水域」(沿岸から150海里)DSCの警報を取り扱うMF海岸局の無線電話のカバー内の水域「A3水域」(南緯70度~北緯70度)インマルサット静止衛星のカバー内の水域「A4水域」A1, A2, A3水域以外の水域「インマルサット」通信衛星による通信を提供する民間企業の商標です。太平洋、インド洋、大西洋の赤道上に4基の衛星が配備されています。極地方を除く全海域(緯度70度以内)がサービスエリアとなっています。ただし、2024年を目途に「A3水域」および「A4水域」の定義が変更となる予定です。現状は上記の通り、「A3水域」はインマルサットがカバーしている水域ですが、変更後はサービスを受けるインマルサットがカバーしている水域となる予定です。ですので、4基すべてからサービスを受ける場合は従来と変わりませんが、一部のインマルサットからサービスを受ける場合は、A1, A2, A3(サービスを受けている海域)の水域以外が「A4水域」となります。航行する水域が異なると必要となる無線電信等が変わってきますので注意が必要です。無線の開局は海事代理士では難しいのですが、船舶番号・信号符字の内定申請でこの辺りの知識が少し必要となってきますので調べていて参考になりました。先日の5月17日にアップしました、「船舶のトン数測度の手続き」に続いて上記の内定申請が必要となってきます。手続きのために度々官庁に行くのも時間がかかりますので、この辺りもぜひ海事代理士の活用をご検討ください。