零式艦上戦闘機複座改造21型太平洋戦争激戦地だったラバウル。支援不足や補給難だったラバウルでは、大破した戦闘機や飛行不能状態の戦闘機から部品を集め、複座改造機として再生し飛行した零式艦上戦闘機複座改造21型が一機存在しました。この21型は1944年にラバウルから戦闘機隊が撤退した後、ラバウル工廠が機体番号53-122の21型を基に再生し、敵飛行場の爆撃や偵察機として活躍しますが、その後撃墜されてしまいました。昭和50年に海中から引き上げられ、現在は東京の国立科学博物館に復元展示されています。