こんばんは
今年の1月と2月に開花した花々と共に綴ります。
花の光と香りがあなたのもとへ
寿命の長い縁起の木・雲竜梅
2018年3月に腫瘍が見つかり、最初は「十二指腸GIST」と告知をされました。
初発の手術前にGISTの患者会に繋がり、そこからサルコーマ(肉腫)の患者会へ繋がりました。
また、アメブロやTwitterでも多くの肉腫患者さんと出会いました。
そして、平滑筋肉腫に罹患して約4年間、多くの肉腫患者さんと出会う中で、時々、旅立ち・訃報を耳にしました。
「えっ…」「うそでしょう…」「そんな…」「どうして…」
直接お会いしたことのない患者の皆さんでしたが、驚き、ショックを受けました
白梅
SNSでいつも手術や治療のこと、御家族や日常のことを綴っておられたり、
肉腫の学会や懇親会ではつらつと発言されていたり、
明るく笑顔で仲間の皆さんと交流されていたり、
肉腫の先生方のお隣で満面笑みで記念写真を撮っておられたり…
そんな患者の先輩方とは直接お会いしたりお話したことはなかったけど、
皆さん病を抱えながらもお元気そうだったのに、肉腫という病によって天国へと旅立たれました。
白薔薇
私も昨年と今年、DMやLINEで何度もやり取りしたり、LINE電話で語り合ったり、
直接お会いして交流した仲間の旅立ちを経験しました。
ちぃさんとhttps://twitter.com/xh0ow0tnkmehpx6
kiyoさんhttps://twitter.com/kiyopiteです。
ちぃさんと御家族を描きました。
そして、お会いして語り合ったkiyoさん。
気遣いと誠実さ、
あたたかさ、前向きさ、明るさ、
どちらも御家族の事を深く愛しておられました。
そして、共有・共感した肉腫や治療に関する悩みや不安や迷いや恐れ…
彼女達との交流が昨日のことのように思い出されます。
旅立たれたことが信じられないほど、何一つ忘れていません。
紅梅
お会いしたり接したことのある仲間を肉腫の病で失うのは、思ったより心のダメージが強かったです。
想像以上に寂しく、悔しく、同じ再発や肺転移した肉腫患者として受け入れ難いものでした。
ペーパーホワイト(白花水仙)
色々な事を考えた末、これまで出会った人たちを大切にしながら、
もうこれ以上、新たに人と出会わないことを心に決めました。
病のことで傷付いたり、相手を傷付けない為です。
新しい出会いをした時、
「あ…もしかしたら再発や肺転移までした私の病の事で心配をかけたり、傷付けたり、死別を経験させてしまうかもしれない…」
とフッと思うことがあります。
健やかな心と体で出会ってないので、それは起こり得ることです。
出会わなければ私の病の事で傷つけることはない…
生まれてからこれまで数多くの人々と出会ってきました。
充分多くの人と繋がり、交流してきました。
もうこの先、自ら新たに出会いの場へ行ったり交流したりしない…と決心しました。
蝋梅(ロウバイ)
そんな矢先、高校時代の旧友から「お願いがあります」とLINEが届きました。
内容は、取り組んだことのない、想像したこともない、思ってもみない提案でした
驚
いつもは迷ったり悩んだり相談して決める私には珍しく、一切迷うことも悩むことも誰に相談することもなく、
「私で力になれることがあれば」
と即決断しました。
旧友への絶対的な信頼と、
「こんな私でも大好きな人達や場所のお役に立てるなら…」の思いで迷わなかったのだと思います。
白椿・赤椿
そんな勇気を出して飛び込んだ空間は、本当に素晴らしい時間・素晴らしい空間でした。
そして、素晴らしいお一人お一人との出会いでした。
かけがえのない大切なお一人お一人です。
「素晴らしい」
とは、こういう時の為に使う言葉なのだろう…と感じました。
今もその時の余韻に包まれ、励まされ、力付けられています。
患者仲間との別れで落ち込む中、相当生きる勇気をもらいました
パンジー
自分の限界を知ることは大切だけど、
まだ見ぬ出会いや未来や可能性を秘めている中、
自分で自分の限界を決めてはいけませんね。
自分で自分の限界を決めないこと。
まだまだ…まだまだ…
生きて、
まだ見ぬ未来を一緒に見つめましょう
約束です。
薔薇の蕾🌹
散り際に もう一度 開く花びらは あなたのように
聴こえない 頑張れを 握った両手に 何度もくれた
待っています。
毎年3月後半〜4月に咲く地元の病院前の桜
大切な人達、大切な場所、想い祈っています🙏
白梅と紅梅、せせらぎとさえずり
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