こんにちは
2018年3月 平滑筋肉腫の告知
2020年3月 再発の告知
2020年10月 肺転移の告知
2021年3月 子宮頚がん前がん病変の告知
2022年3月 検査、嫌な予感…
先日、地元の病院で造影CT検査と診察、肉腫科T先生のオンライン診療を受けました。
原発の下大静脈平滑筋肉腫の再々発は、今のところ大丈夫でした
二年前の大きな再発手術の後、
「次はインオペ(手術不可)の可能性」
を告げられていたので、毎回お腹の検査は本当にドキドキです。
今後も油断は出来ませんが、今回は大丈夫という事で一先ず安心しました。
次は肺です。
2020年10月に切除した左肺転移の手術痕は綺麗でした。
そして、T先生が「右肺のここに塊があるね」と。
「えっ…?!うわっ…中側ですね」
T先生「中側だね(右肺上葉 縦隔側)」
最初の肺転移が左肺の隅っこに数mmの転移で、切除しやすい位置でした。
約1時間程の胸腔鏡手術で、術後の負担は少なく、苦しかった大きな再発手術と比べると比較的楽に感じました。
それと比較すると、肺の中側(内側)の転移疑いの小さな塊を見て、青ざめました
(心の声)
「その位置は手術が出来るの?」
「胸腔鏡手術?開胸手術?」
「肺は部分切除?全摘?」
「その部分を切除した時、術後の生活に影響はないのか…息切れとか」
「痛そう…苦しそう」
「呼吸器外科の先生にお尋ねしたい…」
など
まだ肺転移と断定していないのに、
呼吸器外科の主治医とお話ししていないのに、
「その位置、怖過ぎ」
と勝手に思ってしまいました
(思い込み、考え過ぎ、気のせいでありますように…)
T先生と2021年6月と2022年3月の検査画像を見比べました。
「周辺のいくつもの白と比べて、ちょっとだけ面積が広がっている。ハッキリしている。
感覚的、勘、極めて微妙。
今までの経過があるので、注意して見て行く」
まだ肺転移、確定ではない。
手術するにしても、ある程度の5mm位の大きさが必要。
この大きさはまだ手術適応にはならない。
また、中側なのでラジオ波という選択も。
6月の検査で小さくなっているかもしれない。
警戒して見て行く」
と仰いました。
3月🌸桜開花
前向きにポジティブに考えつつ、
ここだけの話、最近、右胸・右肺だけ時々鈍痛があるのです怖っ
「今年は治療の年になるかもしれない」
と心の準備をしておきます
肺の画像を見た後、T先生に質問しました。
「これ以上、塊を大きくしない為に、また、この状態を維持させる為には免疫力ですか?」
とお尋ねすると「そうですね」と過去と現在の血液検査の結果を見比べました。
好中球÷リンパ球=好中球/リンパ比
白血球×リンパ球=リンパ球総数
【2021年9月血液検査】
好中球/リンパ球比→3.75
リンパ球総数→1593
【2021年12月血液検査】
好/リンパ球比→2.29
リンパ球総数→1372
【2022年3月血液検査】
好中球/リンパ球比→2.49
リンパ球総数→1231
「リンパ球総数が300くらい落ちてるけど、まだ1200あるから。
免疫力は元気付け過ぎてもいけない。
丁度いいくらいが良い。
どんどんやり過ぎて免疫が枯渇しないように、適度なサイクルで。」
「今の生活をキープして。
一時期に比べるとストレスが解消されている様子だね。
顔の表情や声の感じも元気そう。
今を維持すれば良いと思う。
気持ちを落とさずに今を維持すること。」
と仰いました。
肺転移疑いはショックだったけど、そのお言葉には「よっしゃ」と喜びました
陽光櫻
【心身一如】
心と体は一体で、心が痛んだり病んだりバランスが崩れると、体に影響を与えます。
体まで弱ったり疲れたり痛み始める事があります。
肉腫科T先生の初診の頃から
「免疫力だけは下げないで」
と言われ続けているように、
外科手術と免疫力頼りの私は、心の状態を安定させる必要がありました
地元病院の心療内科や漢方科の先生方や心理士さん、大学病院の専門医の先生が中心になり、心のケアやサポートをして下さいました。
2019年、苦悩している私の為に紹介状を書いて下さった外科の主治医のおかげでもあります。
皆様のおかげで大分、心が安定してきました
2018年〜2021年頃は落ち込んだり、悲しんだり、怒ったり、憎んだり、道を外れたり、死にたくなったり…
酷い精神状態で、心が揺れていた時期をご存知の肉腫科T先生が、
「ストレスが解消されている様子だね。
声や表情が元気そう。
今の状態をキープして。現状維持して」
と言って下さり、医療従事者の方々と心のケアに取り込んだことが実を結んだ気がして…とても嬉しかったです
この様に、ここ1〜2年のメンタルケアが充実していて、心身共にすごぶる調子が良かったです。
あれ…これって健康な頃の私じゃない?
もしかしたら心と体が健康になったのかな?
私は健康になったの
と勘違いするほどでした。
「今は特に悩みがないです。調子が良いです。
もしかしたら健康になったのかな…
これを機に、このまま心身共に健康になりますか?
再発や転移、ずっとしないとか奇跡が起きませんよね?」
(心の声:「あなたは健康です。心配ない。安心していい。もう再発や転移しないでしょう」と言って欲しい…願)
医師「そこはね…うん…そこは何とも言えないところ」
「そうですよね
無責任に『再発転移しない』なんて言えないですよねすみません」
また、別の主治医にも診察の合間に尋ねました。
「再発手術から二年が経ちました。
大分良いですか?長生きしそうですか?」
(心の声:「良いですね。もう検査や治療の必要はありません。長生き出来るでしょう」と言って欲しい…願)
医師「その後に肺転移したよね?
だいたい2年以内に出る人が多いけど」
「そうですね
その後、肺転移しました
(そして2年以内にまた肺転移しそうです)」
長年、日々悪性腫瘍と向き合い、治療され、対峙されている先生方。
悪性腫瘍の特性や恐さを私以上に御存知の医療従事者の方々は簡単に無責任に、
「もう心配ないです。大丈夫です。
治りました。
もう再発転移しないでしょう。
あなたは長生き出来ます。」
とは決して言われません。
共に現実を生き、正直に真摯に向き合って下さる、そんな医療従事者の皆様を信頼しています
この様なやり取りを日々していたし、
何度も何度も肉腫に挑む患者仲間達の闘病を目の当たりにしていたので、
今回、肺転移疑いの告知をされても、信じられない、有り得ないことが起こった…というより、
「起こり得ること、想定内」
と感じました。
ショックでしたが、再発手術や肺転移手術から1年半〜2年間、よく踏ん張って来たな…と振り返りました
3月は初めての平滑筋肉腫の告知、再発告知、肺転移疑いの告知と、ショックを受け悩んだ月です。
それと同時に、3月は私が生まれた月でもあります
生まれた時のように、泣いて、笑って、楽しんで…
毎日、本当に色々な事があるけれど、
今日一日、今日一日、
一緒に生きて行きましょう。
これからも一緒に生きて下さい
お願いします
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