近所のお気に入りの焼肉屋で久しぶりの旨い焼肉を堪能したのは、土曜日の夕方だった。
焼肉屋を後にすると、俺はその近所の、これまた俺が愛してやまないスーパーマーケット「マルエツプチ」に立ち寄った。
経験的に、そのくらいの時間になると、刺身の類が割引になることを知っていたのだ。
案の定お刺身コーナーでは30%offから、なかには50%offのシールを張られた刺身パックが散見された。
賞味期限は当日の夜までとなってはいたが、冷蔵庫に入れておけば一日くらいたっても致命的ではない。
最悪、醤油につけるヅケという手もある。
俺はシールが張られたいくつかをかごに入れると、レジに行き会計を済ませた。
家に帰ると、冷蔵庫にそれらを突っ込んだ。
それから、冷凍庫からカチカチに凍ったウニとホタテを取り出し、それらも冷蔵庫へと配置替えした。
こうしておけば翌朝までには適度な状態になってるはずだった。
翌日は日曜で仕事は休みだった。
俺の休日の朝は早い。
目覚めると、午前4時半で、外はまだ暗かった。
俺は冷蔵庫から缶ビールを取り出すとプシュッと栓を開け、何口か飲んだ。
それから、昨日購入しておいた刺身たちを出してきた。
冷凍庫から冷蔵庫に移しておいた、ウニとホタテも、いい感じに解凍されていた。
冷凍ご飯を電子レンジで温め、熱々ホカホカご飯に変貌したそれに寿司酢を振りかけ、スパチュラで切り混ぜた。
いいかんじの酢飯が出来上がった。
チューブ入りの本わさびを小皿に盛った。
すし飯を握り、ワサビを付け、適当な刺身を乗せて、合わせまとめた。
ってな感じに、休日は夜明け前から、シースールーマリとなることが多いのだ。
だが一つ断言しておこう。
寿司は、寿司屋で食うのが一番!
おまけ。
カツオはあまりおいしくなかったので、ネギと味噌で和えなめろうにしました。