灰皿とは違います。 | さてと、今夜はどこ行く?

さてと、今夜はどこ行く?

酒場であったあんなこと、こんなこと。そんなことを書いてます。ほとんど、妄想、作話ですが。

image

これがなんだかわかるだろうか?
博多の人なら知らない人はいないと思うが、これはお汐井てぼという。
てぼとはザルに柄がついたもの。
中に入っている砂が「お汐井」という。
博多では山笠の前、身を清めるために海辺にお汐井をとりに行く。
言い換えれば山笠はお汐井とりから始まるといえる。
何が言いたいって、だから、このてぼも中の砂も神聖なものなのだ。
ある博多料理のお店の前に、これが飾られていたのだが、何を勘違いしたのか、中に煙草の吸殻を捨てて行った輩がいたらしい。
まったくもって罰当たりなはなしだ。
仏様の前に置かれた香炉の灰に吸殻を突っ込んで去ったようなものだ。
まあ、確かに、砂の入ったザルが店頭に置かれていたら、何も知らない人が見たら、「お、ちょうどいいところに灰皿があった。」とそこにポイってしたくなってしまうのもわからないでもないけれど、道端にポイ捨てするよりは、まだマシな話なのかもしれないけれど、だけど、やっぱりひどい話だ。
どうぞ、今後は気を付けてほしい。
ってその人が、これを読んでくれていればの話だけれど・・・

image

image

image

image

image

image

image

image

店のマークも「お汐井てぼ」。

image

それから、お店は、俺が「おシタ井」申し上げてるもつ鍋屋。

ではまた。