亥の子餅(いのこもち)
今日は「立冬」。
おやつは「亥の子餅」(いのこもち)。
(👆写真参照)
各地の和菓子屋さんで
「猪(イノシシ)」の形や
「瓜坊(うりぼう)」(猪の赤ちゃん)のよう
に縞模様が焼きごてでつけられた
亥の子餅が売り出される頃✨
古くは、7種の粉
大豆、小豆、大角豆、
胡麻、栗、柿、糖(あめ)
を入れたお餅で
お店によって
形も味も
さまざま✨
頂くのが
愉しみな季節💕。
亥の子餅は
もともとは
「亥の子の祝い」のお菓子。
「亥の月」(旧暦10月)の
「亥の日」の
「亥の刻」(午後10時頃)に
無病息災の
おまじないとして
平安時代に宮廷の内部にて
行われたのが始まりといわれ
上の亥の日に
天子様が万民の平穏を祈り
小餅を下賜
紫式部の『源氏物語』でも
光源氏と紫の上の巻で
「亥の子餅」が登場します。
鎌倉時代には
武家にも
同じような儀式が広まり
猪(いのしし)の多産から
安産祈願
子孫繁栄を願う意味も込められ
室町時代には
中の亥の日と
下の亥の日が加わり
江戸時代には
「亥の月」の
最初の「亥の日」を
「玄猪の日(げんちょのひ)」と定め
「玄猪(げんちょ)の祝い」をしたり
そのため
「亥の子餅(いのこもち)」を
「玄猪餅(げんちょもち)」とも
呼びます。
農村では
収穫儀礼のひとつとして
刈入れが終わるこの時期
収穫の祝い、感謝する行事として
猪の多産から
収量の多さに結びついて
「亥の子神」は
作り神・田の神としての信仰へ。
そして「亥の子」という日本伝統行事へ。
地方によって呼び名さまざま
「亥の子祭り」
「亥の子の祝い」
「玄著(げんちょ)」とも
京都市上京区の
⛩「いのしし神社」こと
護王神社(ごおうじんじゃ)の
亥子祭(毎年11月に斎行)では
平安絵巻さながらの儀式が
再現されます✨
亥の日にすること✨
茶の湯では
この日に
炉開き(ろびらき)。
千利休さんの頃は
「柚子(ゆず)の実の色づく頃に
炉を開いた」とあり
炉とは(👇写真参照)
畳の下に備え付けられている
小さな囲炉裏(いろり)
(そこに炭の火を その火で暖を
その火で湯を沸かします)
新暦の5月から10月の暑い間は
この炉(囲炉裏)をふさいで
上に畳を敷き見えないようにし
風炉(ふろ)に代えます
(👇写真参照)
風炉は 畳の上に置き
お客さまから
(風炉の熱い火を)
少し遠ざけます
茶席菓子には
「亥の子餅」✨。
旧暦10月(現在11月)の
「亥の月」の
「亥の日」は
冬支度を始める日✨
炬燵明け(こたつあけ)
(炬燵に火を入れる日)
囲炉裏(いろり)開き
炉開きの日。
なぜなら
「亥」は「水性」(陰陽五行説より)
「火」に強い「水
」
なので
「火災から逃れる
」
「火難を避ける
」
縁起かつぎ✨
今日は「立冬」。
![雪の結晶](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/124.gif)
![雪の結晶](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/124.gif)
![晴れ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/022.gif)
![夜の街](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/154.gif)
![桜](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/095.gif)
![花火](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/298.png)
![もみじ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/312.gif)
![雪の結晶](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/124.gif)
![お月様](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/171.gif)
日本文化、風習は
幸福UPの風習、文化
ステキですね
愉しみましょう💖
ご訪問ありがとうございました
またご一緒に
お伴させていただけますように。
おまけ
11月のお月見「十日夜(とおかんや)」は 「亥の子祭り」によく似ているそうです
「十日夜」の別名は 「三の月」 「刈上げ十日」 「かかしあげ」 「大根の年取り」とも呼ばれ
「亥の子祭り」は 旧暦10月の亥の日に行われる 収穫祭
収穫祭なのですね💕
今年の収穫に感謝して 来年の収穫をお祈りして 収穫物をお供えして 頂きます💖
お月見の風習「三月見(さんつきみ)」①中秋の名月(十五夜)②十三夜③旧暦10月10日の十日夜(とおかんや) この3日ともお月見をすると 縁起が良い✨ 3夜とも晴れると 良いことが起きる✨ などとも言い伝えられています。