大学を卒業して大手ゼネコンで働いていた時は、同僚や上司はもちろん、得意先や関連業者など、仕事で知り合う人も、自分と大差ない家庭で育ち、似たような学生生活を経て、似たような家庭を持って、似たような社宅に住んで居た。
自分がサラリーマンだった時には、日本の社会ってそういうものだと思っていた。
だって自分の廻りの人間がみんな似たような生活をしていたから。
ところが、35歳で独立してみたら、僕のいた世界は実は日本の社会の一部にすぎず、その外に無限の世界があった。
以前に、アメリカ軍のパイロットがジャングルに不時着して、待ち受けるゲリラや蛇、害虫などと闘う
映画があったが、まさにそんな感じ。
大手ゼネコンにいたときは仕事は、空軍のパイロットのように予定通り高いところから爆撃たりして、闘う場所も方法も決まっていたし、基地に帰れば、安全で衛生的なベッドが待っていた。
ところが、中小企業の世界は、まさにジャングルでのゲリラ戦。
もちろん、そこではTOEIC何点とか、何とかの資格持って居るとか、
もちろん経歴や出身大学も関係なく、
見えないところから吹き矢が飛んで来たり、毒グモにさされたり、なんでもありのサバイバルワールドだった。
大企業が正規軍だとしたら、このジャングルに生息する部族が中小企業だと思った。
そこには超個性的な社長がいて、部族を率いて日々生き抜いている。
魚を獲ったり作物を育てたりして、平和に暮らしている部族もいれば、
そいつらを襲って生きている山賊のような連中もいる。
僕はこのジャングルで色々な人に出会った。
助けてくれる人もいれば、だまそうとする悪い奴もいた。
すごい人にも何人も出会った。
高卒でペンキ屋から初めて、今やベンツを乗り回す社長、
パッケージ印刷の下請けから始めて、今やランドマークタワーから横浜港を見下ろすネット企業に
成長させた社長。
飛ばされたチリでチリワインに出会って、チリワインの輸入で鎌倉に豪邸を建てた社長。
事務員で入社した建設会社が倒産し、施主に頼まれて工事中の現場を見よう見まねで
竣工させたのをきっかけに、インテリアデザインを始めて、今や世界中を飛び回る
人気デザイナーの一人になった女性デザイナー。
例を挙げればきりがない。
一方で、事業に失敗して音信不通になった人も何人も見た。
成功と失敗、何がそれを分けるのか、僕はその違いが気になっていた。
成功した人たちは、皆、単に運が良かっただけというが
絶対になにかあるはずとずっと考えていたら、
今朝、突然にその二つを分ける要素の一つが判った気がした。
残念ながら、今日はもう時間切れ。
少し整理してこの続きは来週また書きますね。
