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MARIO DEL MAREの海辺のスタジオから

逗子駅から徒歩5分のデザインスタジオから建築家とスタッフの今を実況中継!
その時感じた事や湘南のnewsなどを紹介しています。

「起業してみてわかったことメモ」第4回「出資は受けてはいけない」
 

はーい皆さん、おはようございます。土曜日の暇つぶし講座、「起業してみてわかったことメモ」ナビゲーターのアンドン優子です。それでは教授、今週もよろしくお願いします

 

教授  :はい、はいはーい。みなさん、おはようございます!

初めての人もいるから言っとくけど、この講座はまだ成功すらしてない僕の極めて狭い体験をもとにした起業講座で確立された理論でも何でもないですってこと。

ただ、ここにはわしが、起業してみて中小自由業のジャングルで日々サバイバルしてみて実際にわしが感じたことをそのまんま書くのでそれをもとに何を考えるか、どうすべきかはみなさんのご判断にお任せしますのでよろしくです!

 

さて、先週のおさらいをちょっと。

ゼロポッドと言う高床テントを開発した僕は、アップルやフェイスブックの真似して、投資家募って一気に上場みたいなことを夢見て、色々な企業にアプローチしたり出資を募ったりしてみた。

その結果、大企業には全く相手にされず、投資家とは経営権をめぐるトラブルになって大変な思いをした。

 

それでね。大企業とか投資家の出資って本当に必要なのか?と疑問に思うようになって、ふと周りを見渡してみたら投資家に出資してもらって成功した人なんて僕の周りに一人もいないことに気づいたんだ。

 

もちろん、時価総額何百億のベンチャー社長は周りにはいないけれど、豪邸を建ててベンツ乗り回してるぐらいの社長は、知り合いにも結構いて、その人たちをよくみたら、誰も出資を受けたりしていないし、資本もない状態でスタートした人たちばかりだったのだ。

 

潰れそうな印刷屋を引き継いで、ランドマークタワーに本社があるベンチャーに育て上げた社長や、地方の工務店の事務員から叩き上げた有名インテリアデザイナーなど、彼らは資本もすごい技術もない状態からスタートして、時代のニーズやトレンドを巧みにつかみながらどんどん会社を成長させていた。

 

このやりかたどっかで読んだなーと思ったら、分かった。

「わらしべ長者」型(笑)なのだ。

 

みなさんご存じのわらしべ長者は、ワラ一本を持って旅に出た貧乏な若者が次々と遭遇する事態に対応するうち、わら一本が大きな屋敷になっていくという物語だ。

 

忘れちゃった人は以下を参照してください。

http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=24

 

さて、この物語で主人公の若者は、手の中のワラ一本から事業をスタートさせているということに注目してほしい。もちろん誰からも出資を受けていない。

 

ではなぜ、出資を受けないほうが良いのか。理由は簡単だ。出資を受けるにはビジネスプランを作らなければならないからだ。最低でも3年先、一般的には5年先まで見通したビジネスプランが求められるが、今時、3年前の計画通りにいくビジネスなんてあるだろうか?

 

当然、やってみたらこれが違った、でもここがいけそうだから方向転換してこれをやりたいとかいうことが起きる。だが、投資家からおいおい話が違うぞ、ちゃんと数値を上げて説明しろとか言われる。

 

その結果、起業家は本業をそっちのけで事業プランの数字いじりに明け暮れそうこうしている内に、ビジネスチャンスはどんどん失われていくのだ。

 

考えても見てほしい。

もし、わらしべ長者の若者が、旅の詳細なプランを作って、最後は大屋敷をゲットしますって言って投資家から出資を受けた旅だったらどうなるか?

喉が渇いて死にそうな旅人がみかんを欲しがるという想定外のビジネスチャンスがあっても、「ちょっと待って下さい。みかんと反物の交換は事業プランに入っていないので投資家と相談します」とかいって、株主総会開いたら大もめしたりして、そんなことしてるうちにチャンスはなくなるってことだ。

 

だから、僕の成功方程式「ジャングルの法則」には資本のファクターがないのだ。逆にないほうがいいと思ってるのだ。

 

おっともうこんな時間。今週はここまで。
 

次回は日本最古の起業家入門書「わらしべ長者」を現代の起業家向けに読み解いて解説をします。

お楽しみに

(BGM)タラらランタラランタラら~

おはようございます。キャスターの「アンドン優子」です。

 

毎週土曜日配信のバカダ大学シモネッタ教授の起業講座の時間です。

それでは、教授、よろしくお願いいたします。

 

起業してみてわかったことメモ 第3話 ジャングル力

 

教授「(甲高い声で)えー、皆さんおはようございます。

「起業メモ」第一回では大企業のサラリーマンと起業家を取り巻く中小零細企業の世界では、アメリカ空軍とジャングルの部族ぐらい違いがあるという話をしたのは覚えとるかな?

 そして、第二回では、学歴不問・ルール無用の中小零細ジャングルで起業家として成功する力=ジャングル力にはある一定の法則「ジャングルの法則」があるという話をだったね。

 そこで、今回は、そのジャングルの法則についてさらに掘り下げて解説してみたい。

 

さて、ジャングルの法則では  ジャングル力=「自力」×情熱 + 「他力」×人数 

となっておるが、アンドンさんこの式をみて、なにか気になることはありませんか?

 

アンドン「先生、お金(資本金)のファクターが式にないのはなぜですか?」

 

教授「おー、アンドンさん、さすがキャスターだけあって、鋭いですな

金がなきゃ何もできないだろうと。仰る通りじゃ。

 

独立して成功するにはエンジェルが投資するとか、大企業が出資するとかが、絶対にマストだと僕もずっと思ってましたから。

だって、アップルコンピューターやフェイスブックなどのベンチャー企業の成功物語が書かれた本には、必ず投資家の出資の話が出てきますからね。

 

僕も大企業からスピンアウトしてジャングルの住人になった当初は、ジョブズやザッカーバーグの本ばかり見ていて、成功するには、まず、出資者を見つけないいけないと信じ込んでいたのじゃ。

 

 だから、つてを頼って大企業に出資を打診しに行ったり、動き回った。 そして、ついにめでたく、投資家からの出資にこぎつけることが出来た。

でもね、その結果、投資家との色々なトラブルがあったりして、結局、人様にお金を出していただくということは、とても難しいことだいうことが分かったのじゃ。 」

アンドン「教授の創業時のお話は、しくマリで読みました。大変なご苦労をなさっていますね」

 

教授「その通り。ネットや本には華々しい成功物語しか出てこないけれど

世の中には出資者とのトラブルで消えて行ったベンチャーは実は沢山あるのじゃ

 

そして、僕は、本当に大企業や投資家の出資って必要なのか?と疑問に思うようになった。

そうして、周りの成功した人たちをよーく見ていたら、面白いことに気づいたのじゃ。

 

なんと、成功したベンチャー企業家で最初から資本を持っていたり、投資家から出資を受けて成功した人なんて一人もいなかったんです。

 

少なくともぼくのまわりには一人もいなかったのじゃ!

 ザッカーバーグやジョブズみたいに大企業や投資家から出資を受けて成功した人が。

 

それはなぜかわかるかな?」

 

アンドン「うーん。出資を受けないベンチャー企業、そんなこと考えたこともありませんでした。」

 

教授「わっはっは。さすがのベテランキャスターも、これにはお手上げか。」

 

アンドン「先生、そろそろお時間ですが・・」

 

教授「おっともうそんな時間か。ではこの問題は宿題にするから、来週までに考えてくるように。」

 

アンドン「それでは、来週も、シモネッタ教授の土曜教養講座をお楽しみに」

 

(BGM)タラランランランラン、タララララ〜 続く

みなさん、おはようございます。

先週に引き続き、僕が大手ゼネコンのサラリーマンから独立起業してみて感じたこと、気付いたこと綴ってみたいと思います。これから独立しようと思う人や、既にやっちゃって上手くいかず途方にくれてる人には参考になるかもしれません。
ただし、この話は、社会文化論などを一切学んだことがない一人のデザイナーが、限られた体験に基づいて、作り上げた考察なので、文中に登場する学術用語も含め、学問的には全く何の評価もされていない、個人的見解ですのでよろしく。

 

 

さて、第一話で、中小零細企業をジャングルの部族に、大企業をスピンアウトした技術者を不時着したパイロットになぞらえて、大企業と中小零細企業ではアメリカ空軍とジャングルの部族たちぐらい違うという話をした。

 

ジャングルの中では、敵や毒グモにいち早く気づくか、今日の晩飯のイノシシを獲れるかなどのサバイバル能力がなければ生き残れないように、この中小零細ジャングルでは、TOEICや出身大学なんか役に立たず、売れるものやサービスを生み出せるか、それを売って明日の糧を稼げるか、が勝負である。

 

また、大企業にいれば、得意先も大企業が多いが、大手同士の取引で、大手ゼネコンの担当者が得意先である大手生保の建築担当者に騙されるとか、得意先の大手企業の担当者が竣工直前に工事代金を持ち逃げするなどあまりないが、この中小零細ジャングルではこの手の話はよくある話。

このジャングルでは常に周囲に気配り目配りして感性が研ぎ澄まされていない奴は、すぐにやられてしまうのだ。

 

そんな中小ジャングルに生息する様々な部族たち。
細々と暮らしている部族も多く、なかにはいつの間にか消息を絶った部族もいる。
そんな中、新車のレンジローバーを連ねてジャングルを爆走してくるようなリッチでど派手な部族もいる。

 

この違いはなにかずっと考えていたが、あるとき、人間の持つ資本について書かれた記事を読んだとき、面白いことに気づいた。

 

その記事には、昔ピエールプルデュという偉い先生が人間の持つ資本を、文化資本、社会関係資本、経済資本、の3つに定義したと書いてあった。

先生はこの3つの資本を、楽器が弾けるとか、語学力とか資格とか○○大卒といかいう個人の能力を文化資本、親族や友人関係などの人的ネットワークを社会関係資本、お金や土地などを、経済資本とそれぞれ定義したとある。

 

と、ここまで読んだところで、僕にはどうも言葉が難しすぎたので、この3つの資本をマリオ流に次のように読み替えてみる。

 

「自力」:スキルや資格、学歴といった個人がもつ能力

「他力」:あなたを助けてくれる他人の力

「おかね」:現金や土地などの経済資本。

 

うん、なんだか分かりやすくなったぞ。

 

さて、この3つの関係を考えると、例えば語学が出来たり資格を持って居たりの「自力」があれば、それを活かしてお金を稼げるから、「おかね」はなくても、その人の持つ資本は大きいということになる。

 

そして、「自力」も「おかね」なくても、いざという時、法律家の友人が助けてくれたり(他力)する人は、総資産は大きいということだ。

 

 

さて、言葉の定義が出来たところで、前回お話しかけた、「繁栄する部族(中小企業)と淘汰する部族の違い」に戻る。

高校しか出ていない社長の会社が好調だったり(本田宗一郎も松下幸之助も大学を出ていない!)

反対にすぐれた技術を持ち、能力がある社員がいて、資金も潤沢にあるような大企業発ベンチャーなどでも上手くいかないことがあるのはなぜかと不思議だった。

 

ところがある日、先述の「自力」「他力」「おかね」という目で色々な会社を見て行くとある法則が見えてきたのだ。

 

成功するためのエネルギーの大きさを「成功力」と定義すると、「成功力」と「自力」「他力」「おかね」の3つの要素の間には次の関係式があるようなのだ。名づけて成功力の定義!

 

成功力=「自力」×情熱 + 「他力」×人数 

 

成功力:成功するためのパワー・エネルギー、これが大きいほど成功しやすい。

自力   :資格や技術、能力、学歴など個人の持つ資質。

他力   :その人の成功の為に尽力してくれる他者の働き

お金   :資金の多寡は成功力とはリンクしない。

場合によってはスタートアップ直後の過剰な資金は

失敗の原因にもなる

 

さて、長くなるのでこの式の解説は来週またm(__)m