沖縄より、横川明子です。
琉球風水で、子供部屋の設計をする際に、目的としているのは、眠りの質を高め、集中して勉強ができる環境を整えることです。
先日、一軒家の賃貸住宅を見に行ってきました。
デザインもおしゃれで、無垢の木材や珪藻土などの自然素材がふんだんに使われており、素敵だなと思って見ていました。
間取りは3LDKで、1Fに玄関、LDK、水回り、2Fに個室が3部屋。
2Fの個室の各部屋を見て回ると、収納はたっぷりで、建具や照明もおしゃれ。しかし、部屋の形を見てみると、快適な配置にベッドを置くことができる部屋は、ひとつもありませんでした。
ベッドを置こうとすると、窓か収納扉に頭を向けなくてはならず、どうベッドを置いても、エアコンの風が寝ている身体に直撃してきます。
住宅の新築設計をしていても、子供部屋は、実はとても難しいと感じています。
LDKや水回りの設計で力尽きてしまい、個室はとりあえずスペースを確保して、とりあえず窓を開けておいて、基本設計終了ということでは、もったいない。あと、もう一歩、頑張りたい、と思います。
例え豪邸と思われるような広さの家であっても、子供部屋は狭いケースが多く、私の関わっている設計では、4帖程度の子供部屋が多いです。
沖縄は子だくさんですから、子供部屋が3部屋、4部屋は当たり前です。
基本設計図の最後の微修正の段階で、ベッドの配置、机の配置が最適になるように、その他の、収納の配置、エアコンの配置、窓の配置、ドアの配置を決めていきますが、なかなかきれいにおさまりません。
基本設計も後半に入っていると、子供部屋の形そのものを変えるのは、もう難しくなっていることが多いです。
リビングやダイニングに比べ、子供部屋は狭いかもしれません。しかし、建設コストで、坪単価が80万円だとすると、4帖の部屋は160万円、6帖の部屋は240万円です。
どうしたら、心地よい空間をつくることができるのか、よくよく考えて、設計に取り組むべきです。
掃出し窓にベッドの頭を向けないといけなかったり、ベッドの頭上にエアコンがあったり、ドアの正面にしかベッドを配置できなかったり。。。これは、実在する間取りです。
ベッドの配置をきちんと考えないで、住宅を設計してしまいますと、住み始めてから、大変困ったことになります。
そこで、今日は、琉球風水師の私が、「こんな形の子供部屋があったらいいなぁ」と思う、部屋の形と家具レイアウトをご紹介したいと思います。
4帖で考えてみたので、一戸建ての注文住宅だけでなく、集合住宅でも、賃貸住宅の設計でも可能だと思います。
住宅が建ってしまってからでは形を変えることはできませんが、基本設計の段階であれば、知恵があるだけで、大きなコストをかけずに、快適な空間を手に入れることができます。
住宅は全体のバランスが大事なので、この形を造れないケースも多々あるかとは思いますが、イラストをみながら、参考になさってみてください。
『琉球風水で考える子供部屋(4帖)理想的な形と家具レイアウト』
ある空間において、ドアから入って対角のコーナー部分が、もっとも氣のとどまる、落ち着く場所です。ここに、ベッドの頭と、机が配置できるよう、部屋の形は、横長にとり、ドアを中心付近に配置します。
ポイントは、部屋の縦のラインの寸法を、標準的なサイズのベッドが収まる長さを確保することです。
【ベッドの配置のポイント】
・ドアから対角のコーナーに頭をもってくる。
・ベッドの頭上は壁
【机の配置のポイント】
・ドアから対角のコーナーに配置
・机の前は壁(窓はNG)
・椅子の背後にドアと窓がこない
【収納の配置のポイント】
・収納家具で窓をふさがない
・収納家具の角が、ベッドや座る位置に向かう場合は丸める
・地震の際などに、寝ている身体に、家具が倒れてきたり、物が飛び出ないようにする
・寝室の収納家具に鏡付扉を使わない(→寝ている身体を映し出さないため)
【エアコンの配置のポイント】
・寝ている身体に、エアコンの風が直撃しない
・ベッドの頭上にこない
・机に向かっているときに、風が身体に直撃しない
・イラストでは収納上部に設置し、寝ている身体の足元から下のあたりに風があたるようにしています。
【窓の配置のポイント】
・ベッドの頭上にこない
・机の前にこない
・机の後ろにこない
・家具を置くべき位置に窓をとらない
・西側に窓をとらない(西日が強く当たると勉強に集中しずらい)
4帖の場合、引違いの掃出し窓をつくると、家具を快適な配置にレイアウトするのが難しくなります。このイラストは腰窓です。
通常、窓はドアの直線上にこないように配置しますが、部屋が狭いと理想通りにはなかなかいきません。眠る場所、勉強する場所の氣の流れが優先されますので、この間取りでは、ドアの直線上に窓を開けています。
【ドアの配置のポイント】
・机の目の前にこない(直線上)
・机の後ろにこない(特に直線上)
・ベッドの頭上の壁側ではない位置に
【その他のポイント】
・寝室の天井は勾配天井ではなく、フラットにすると氣が落ち着く
・ベッドの頭上や机の頭上に、梁をつくらない
・寝ている身体や、机に向かう身体に、壁の張出しの鋭い角が、向かないように
・寝ている身体の上に、吊り下げ型の電気を使わない
寝室や書斎には、風水ではたくさんの禁忌があり、上記の他にもあります。しかし、わずか4帖でも、このイラストの、部屋の形と家具の配置例であれば、上記のポイントを全てクリアしています。
部屋の形がどうあるかが、非常に重要になっています。
5帖であれば、縦の長さ(2200㎜)を長くすることで、収納を多くとることができ、ベッドの足元にも余裕がでてきます。2面採光であれば、ベッドの下の空きの部分に窓を取り、その上部にエアコンを配置します。で、
新築住宅の風水鑑定では、さらに、個人別の吉方位に、個室が配置されるように考えたり、枕の向きや机の向きを吉方位にむけられるように配慮して、プランニングをしていきます。
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