ブルーセージかな?
〉落日や新じやがを掘る母の影
季語……新じやが……夏
〉夏曉やゆふべの芋を運びたり
季語……夏曉(なつあけ)……夏
昨夜8時に電話すると、長い
呼び出し音の後母の声。
「今、畑から帰ったよ。
今日は思い切って馬鈴薯を
全部掘り上げたんだよ」
「ええーっ、こんなに遅くまで?」
「畑の土が固くて鍬が入らなくて
ね。 やっと掘れたから、泥だけ
落として帰って来たよ」
「それは本当にお疲れ様。
でも、畑に置きっぱなしでは
猿が取って食べないかな?」
「大丈夫だよ。 今年は馬鈴薯畑
にもМが電柵をしてくれたから」
コンテナに6杯(120kg)もの
馬鈴薯を掘り上げるのは、相当
の重労働だが母は無事に掘り上
げた達成感で元気そうだ。
そして、今朝は6時から畑に
出て馬鈴薯を全て運び込んだ
とメールが来た。
私の頭は只々下がるのみである。