句作その848…彼岸桜⭐️春の庭 | まりんぼったの独り言

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ヨウムのまりん(2000年生まれ)との日々…
笑ったり、怒ったり、ひたすらにぎやかな日常の中で、私(なまちゃん)の日々も流れて行きます。
調子に乗って、俳句、短歌、川柳、小説なども。
秘境に1人暮らしをしている母も93歳になりました。




  
  ▷  待たずとも彼岸桜の招きをり


    季語……彼岸桜……春

    
    「寒い、寒い」と言ったとて、世は
     春なのだ。

    郵便局の角を曲がると、嘘のように
   彼岸桜が満開だった。

   眼を凝らすと、家々の庭には春の花が
   咲き乱れている。

   午後から出掛けた友人のKさんの庭。

   





  花はこんなにも気分を明るくするもの
   なのだ。

   1月に訪れた時は蕾さえなかったのに、
    見事に丹精された庭はKさんの人柄を
    物語っている。

    いつも控え目で偉ぶるということの
    全くないKさんは、実はたくさんの
    特技を持っている。

   少し何か出来ると、大喜びで吹聴して
   回る私とはえらい違いだ。


   



  「この花は山茶花?それとも椿?」

   一緒に訪れたYさんと「ああでもない」
    「こうでもない」と論議するのも
      楽しい。

    春の午後はゆったりと過ぎて行く。

    

     



   「なまちゃん、午前中は眼科で、午後は
     お出かけだったの?」