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母からの元気便が届いた。
1月には弟のMくんが届けてくれたけど、
今回は宅配便だ。
大根、白菜、キャベツ、じゃがいも、
ブロッコリー、チンゲン菜。
画像には写っていないけど、赤飯と
吉備団子(お土産)も。
添えられた手紙には、凍える指で
走り書きした母の文字がある。
「目の養生も無事に終わり、何より安心
出来ほっとし、本当に良かった、
ありがたい事でした。
今日は大した野菜もないけど、これから
明るい世界が待ってるね。
野菜をしっかり食べて元気で頑張って
ね。
手が凍えて、字が書けなくてごめんよ」
母にしては珍しい金釘流の文字は、寒い
中を畑に行って収穫してきたことを
物語っている。
私が病んだ時、長女が出産して我が家に
長い間逗留した時も、母は野菜や手作り
の食品を送ってくれた。
この想いに応えられる日が来るのだ
ろうか?
今夜は母が育てた野菜を使って、
じゃがとろ、チンゲン菜の卵とじ、
サラダを作ろう。
少し風邪気味の母の体調が心配だけど、
明日は元気になってデイサービスに
行けるよね。
「おばあちゃん、大丈夫かな?
ボクも心配しているよ」