秘境話…母の元気便 | まりんぼったの独り言

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ヨウムのまりん(2000年生まれ)との日々…
笑ったり、怒ったり、ひたすらにぎやかな日常の中で、私(なまちゃん)の日々も流れて行きます。
調子に乗って、俳句、短歌、川柳、小説なども。
秘境に1人暮らしをしている母も93歳になりました。


 



   母からの元気便が届いた。

  1月には弟のMくんが届けてくれたけど、
   今回は宅配便だ。

    大根、白菜、キャベツ、じゃがいも、
    ブロッコリー、チンゲン菜。
    画像には写っていないけど、赤飯と
    吉備団子(お土産)も。

   添えられた手紙には、凍える指で
   走り書きした母の文字がある。

   「目の養生も無事に終わり、何より安心
     出来ほっとし、本当に良かった、
     ありがたい事でした。
     今日は大した野菜もないけど、これから
     明るい世界が待ってるね。
     野菜をしっかり食べて元気で頑張って
      ね。
       手が凍えて、字が書けなくてごめんよ」

    母にしては珍しい金釘流の文字は、寒い
     中を畑に行って収穫してきたことを
      物語っている。

    私が病んだ時、長女が出産して我が家に
     長い間逗留した時も、母は野菜や手作り
     の食品を送ってくれた。

      この想いに応えられる日が来るのだ
     ろうか?

    今夜は母が育てた野菜を使って、
     じゃがとろ、チンゲン菜の卵とじ、
     サラダを作ろう。

     少し風邪気味の母の体調が心配だけど、
     明日は元気になってデイサービスに
    行けるよね。

    


   「おばあちゃん、大丈夫かな?
     ボクも心配しているよ」