秘境話…母のお正月 | まりんぼったの独り言

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ヨウムのまりん(2000年生まれ)との日々…
笑ったり、怒ったり、ひたすらにぎやかな日常の中で、私(なまちゃん)の日々も流れて行きます。
調子に乗って、俳句、短歌、川柳、小説なども。
秘境に1人暮らしをしている母も93歳になりました。


 



  お正月ももう4日。

  今日は弟達も帰る支度をしている頃
   かな?

   10時過ぎに母から電話。

   「みんな元気?」

   明るく呼び掛けると、心なしか母の声が
   沈んでいる。

   「それがねえ・・・」

   母がお正月の顛末を話し出す。

   「みんな帰ってよく働いてくれたんだ
     けど、2日目から喉の痛みと熱が出て
     Mは昨日帰ったんだよ。
      Yも食欲がないから、昨夜はお粥と
      梅干しだけで、今朝はまだ寝てるよ」

     そうだったのか❗️
    2人ともこのところ体調は良さそうだ
     と思っていたが、年末の仕事を片付け
     て実家に帰り、どっと疲れが出たのだ
       ろう。

     母にしてみれば、元気で愉快にお酒を
    酌み交わす息子達を見たかったから、
    どうしてやることも出来ず、1人
     気を揉んでいたのだ。

    それでも、よくよく話を聞くと2人とも
    体調が悪いのに、30日から2日まで
    ものすごく働いたそうだ。

   梅の木と柿の木の剪定、お墓掃除、
    葡萄畑を耕し、第二水源のタンクを
    掃除して、綺麗な水がたくさん来る
    ようにしてくれた。

    そして、足の悪い母に負担を掛けない
     ように炊事や掃除も率先してしたと
     言う。

    もしかしたら、なまちゃんが行くより
    余程役に立っているよね爆笑

    そうそう、30日には3人で町まで買い物
    に出掛け、お正月に必要な物をどっさり
     買ってくれたそうだ。

    何だかそのときの雰囲気が伝わって、
    ほのぼのとした気持ちになる。

    母も話すだけ話したら気が済んだの
    だろう。

    ユズとチャチャの様子まで、事細かに
     話して満足したようだ。

    幸い弟達は、どちらも熱が下がり元気
    になったと連絡してくれた。


    楽しみにしていたお正月も終わり、母
   は明日はデイサービスに出掛けて行く。

   きっと久しぶりに会う友達と、話が
    弾むことだろう。

   Yくん、Mくん本当にありがとうニコニコ飛び出すハート



   


   「なまちゃんも本当はおばあちゃん家の
       お正月に参加したいんだよね」