句作その200…朝の霧 | まりんぼったの独り言

まりんぼったの独り言

ヨウムのまりん(2000年生まれ)との日々…
笑ったり、怒ったり、ひたすらにぎやかな日常の中で、私(なまちゃん)の日々も流れて行きます。
調子に乗って、俳句、短歌、川柳、小説なども。
秘境に1人暮らしをしている母も92歳になりました。



 冬霧よ晴れよと祈る通勤路

 季語……冬霧……冬


 今朝は真っ白な霧に包まれて、何も見え
 ない時間が長かった。

 弟は片道30kmの通勤路を経て、朝7時
 までに現場に入る。
 五月から今の現場に入ったので、もう
 7ヶ月になる。

 7ヶ月の間に愛する妻を見送り、法要を
 済ませ、老犬の世話に追われている。

 初夏から夏、秋口は早朝も明るいから、
 眠いのを我慢すればよかった。

 秋も深まるにつれて、夜明けが遅くなり
 日暮れが早くなった。

 今は朝5時過ぎに起きて、老犬の散歩を
 済ませ、暗い中ライトをつけて現場に
 向かっている。


 今朝は真っ白な霧で、ライトも届かない
 中を出勤したことだろう。

 現場の予定表には再来年の七月まで、
 予定が組まれていて、なかなかお役
 御免にはなれそうにないらしい。

 私には無事に通勤出来るよう祈ること
 しか出来ない。

 以前に較べると、弟から生きるパワーが
 強く感じられて、私にはそれが何より
 嬉しい。


 



 悲しみのなき日を願ひ日記買ふ


 季語……日記買う……冬


 
 来年の日記には嬉しいこと、楽しいこと
 の記述が多いことを祈っている。

 平成最後の師走が終わろうとしている。