こんにちは。サラスバティです。
今日はおすすめ本を紹介します。
根本裕幸さんの著書
「人のために頑張りすぎて疲れた時に読む本」
です。
こんな方におすすめです。
・周りを幸せにしたい。
・周りの気持ちが流れ込んできて、苦しい。
・周李から求められていることがわかってしまう。
・どう振る舞えば周りが喜ぶか分かる。
今日は人のために頑張りすぎることについて
自分の経験から少しお話ししますね。
先ほど「こんな方」と、この本を読んで欲しい方の特徴を挙げましたが
これ実は、全部私のことなんです。
なので、似ていることで苦しまれている方がいたら
ぜひこの本を読んでいただきたいです。
私はずっと、周りの期待に応えようとしてきました。
専門用語で言えば「他人軸」と「共依存」の状態です。
波風が立ったり、対立することを極端に嫌っていた私は
いつも周りが笑顔になれることを意識して行動していました。
人の哀しみに敏感で、哀しみの原因も不思議と小さな頃から手にとるようにわかりました。
その哀しみは、時に私に無理をさせました。
そして、私は自分が耐えられなくなると人間関係を精算したり
ずっと溜め込んでいた批判的な気持ちをみんなに伝えたりして
そのたびに強烈な自己嫌悪と罪悪感に苛まれていました。
その後年齢を重ね、助けられそうにもない人とは距離をとったり
嫌だと思ったら悪口を言ってみたり、
悪い自分でいても大丈夫な状況を作っては、ストレスを発散するように
時々批判をするようになりました。
でも、実は心がずっと苦しくて
批判する自分も嫌いでした。相手のいいところがわかるからです。
相手の哀しみも知っているからです。
そんなことまで理解しながら、助けない自分を無力で最低な人間だと思いながら過ごしていました。
そのたび無理をして相手と距離を取りながら助けようとするもうまくいかず
話していてつまらないのにそこにいたり、人を批判する人を許せなかったり
今思うと、自分の特性とうまく付き合えていませんでしたし、自分のことがよくわかりませんでした。
私は人を助けなければ、生きている価値がないと思い込んでいました。
先述した特徴をお持ちの方は、おそらく似たような状態だと思います。
そんなあなたには、この本と言葉を差し上げます。
人って、あなたがわざわざ助けなくてもいいんですよ。
自分が無理のない範囲で、時々幸せを分けてあげたらいいだけです。
あなたの周りのかわいそうな人は、あなたが助けなくてもいい人です。
あなたのせいでかわいそうなんじゃないです。
助けてあげる方法がわかっても、あなたが疲れていたら無視してください。
あなたの大切な人を
他の誰かが助けてあげたことに、そんなにショックを受けなくてもいいです。
それであなたがあの人より無価値で愛されないなんて、絶対ありません。
あなたは助ける力で価値があるわけじゃないんです。
そして、あなたが全てを理解している状態で苦しんでいる人を
誰かが助けるだろうと傍観していて、
そのままあなたの想像通り、相手が苦しい結末になったとしても
あなたは悪いと思わなくていいんです。
だって、どうしてあなただけが相手を助けなくてはいけないんでしょう。
あなただけが相手の気持ちがわかるとしたら、それをみんなに伝えておくだけでもいいんです。
伝えておくこと、助けること、それは気が向いたらしてください。
してあげたらいいし、しなくてもいいんです。
しなかったことを悪いと思う必要は全くありません。
あなたは人の気持ち、痛みの分かる人です。
でも、その気持ち、痛み、勘違いや誤解だったものもたくさんありますよ。
もしかしたらあの人の方が正しく相手を理解しているかもしれません。
お任せしてもいいんです。
助ける方法や相手の気持ち、哀しみを伝えて
誰にも理解されなくて辛くて、自分が動くしかない、とすることもあると思います。
でも、決して無理はしないでください。我慢と犠牲が伴う頑張りは救いになりません。
なぜなら、あなたが無理をして動いたことは、あなたを苦しめます。
あなたが苦しいと、あなたを愛している人はみんなが苦しくなります。
助けた人の数より、たくさんの人が苦しみます。
それからあなたは人間です。腹の立つことも、嫌いな人もいて当たり前です。
でも、他の人よりは少ないはずです。少ないから消そうとします。
聖人として見られることも多いから、ギャップと期待を裏切らないように
消そうとしていたら、やめてください。
あなたは人間じゃなくなりますよ。
助けることはやめなくていいです。
ただ、自分を一番に助けてください。自分より誰かを一番にしないでください。
あなたはそれを意識するだけで、周りの人を幸せにできます。
その才能をどうか、自分のために使ってください。
「私はいいから」は今日から減らしましょう。
私が一番よくないですよ。私が本当にお腹いっぱいの時だけ、人にご飯を分けてください。
今日はこんなお話しです。
サラスバティでした。