お金は、この世を生きているわたしたちが、感情を振動させるためになくてはならないものです。
この世のすべては振動で成り立っています。
原子物理学の世界では、物質のいちばん元になっているものは振動しているそうです。
音楽は空気の振動を鼓膜で感じて、脳に届けています。
目に入るすべての光は、定期的な振動の周波数をもった色です。
心が震えるほどの感動は、単に物理学では測れないほどの振動だと感じられます。
金運ももちろん振動です。大きな振り幅のなかで、良い流れと悪い流れが交互にやってきます。
さて、魂を振動させると感情が生まれます。
喜び、悲しみ、感動、後悔、不安、悩み、安心などなど、すべての感動は人々の経験となり、成長させてくれます。
お金があって嬉しい、お金がなくてつらい、
お金は大きな感情の起伏を経験させてくれます。
そして、誰でもいつしか人生の終焉を迎えます。
その時に持っているのは、たくさんの感情です。
いや、感情に支えられた人生そのものです。
あの世にお金は持っていけません。人生の終わりに必要なものは、『魂が震えた経験』だけなのです。
だから、楽しいことがある反面、苦しいこともあるのが、お金とのつきあいです。
そして、お金を通じて魂をたくさん振動させたからこそ、今の私たちがいます。
そう考えると、お金とは、自分で自分を成長させるためのものなのですね。
たくさん稼いでワクワクするのもよし。
食べるだけ稼いで、慎ましく暮らすのも素敵なことです。
ただし、どんなときでも『人様からお金をいただいている』という謙虚な気持ちをもっていたいものです。
「大きく儲けようとする」ということと、「ありがたく頂戴する」ということは、正反対の性格をもちます。
魂の振動も正反対に働くことでしょう。
このことに気づくことができれば、金運の秘密も少しは見えてくるのかもしれません。