らぶどろっぷ【元AV嬢の私小説】 -265ページ目

第095話 電話番

姐さんはさらに事業を拡大して
池袋にスナックをオープンさせた。


姐さんに変わって
私は夕方の6時から明け方の4時まで
フルでホテトルの電話番をまかされている。


「もしもし、そちらはどういったシステムなんでしょうか?」
「はい。90分コースが2万5千円。70分コースが2万3千円になります。」
「じゃー…90分コースで、えっと歌舞伎町の『パル』の304にいます。」
「ありがとうございます。それでは20分程で伺います。女の子に車代の千円も渡してあげてくださぃ。」


客からの電話を受け、すぐに運転手に電話を入れる。


「もしもし、ミキを『パル』の304に入れて。」
「わかりました。」
「あと『センチュリー』でサヤカとアミが上がってるから迎えにいって。」
「わかりました。」


「もしもし、『ワシントン』の1126に若い子をお願いしたいんですけど。」
「ありがとうございます。90分2万5千円のコースでよろしいですか?」
「えっと。どこまでやってくれるんですかね?」
「はい。大人のお付き合いと言う事で。」
「あ! そうですか。90分で。はい! それでいいです。」
「20分程で伺います。女の子に車代の千円も渡してあげてください。」


警察のおとり捜査を懸念して
SEXまで、とか、本番あり、と電話で言う事は出来ない。


「もしもし、ジュンコですけど、すいません。『アムール』チェンジです。」
「はい。じゃ迎えに行くから下で待ってて。」


「もしもし、ジュンコがチェンジだから代わりにサヤカを『アムール』につっこんで。」
「はい。わかりました。」


「もしもし。おつかれさまでーす。ユウコですけど『アランド』上がりです。」
「はい。おつかれさま。迎えに行きます。」


「もしもし、『ブルーシャトー』の506にレースクイーンの子お願いしたいんですけど。」
「VIPコースになりますので90分5万円になりますけどよろしいですか?」
「はい。かまいません。」
「20分で伺います。女の子に車代を千円渡してあげてくださいね。」


「もしもし、ミキです。『パル』90分コースで入りました。」
「はい。頑張ってね。」


「もしもし、おつかれさまです。今、車の中にアミ、ジュンコ、レイコがいます。」

「えっと、ジュンコを『ワシントン』の1126、アミを『ブルーシャトー』の506にいれて。
レイコはそのまま乗せておいて。でユウコが『アランド』で上がってるから。」

「わかりました。」


「もしもし、シオリです。『小町』70分コースで入りました。」
「はい。頑張ってね。」


「もしも~し、アンズですけど『シェモア』終わりました。」
「はい。お疲れさま。下で待っててね。」


「もしもし、女の子一人お願いしたいんですけど…ガチャ。」


いたづら電話やヒヤカシもかなり多い。


「もしもし、サヤカですけど『アムール』90分コースで入りました。」
「はーい。頑張ってね。」


女の子20人と運転手2人。


止め処なくかかってくる客からの電話をさばくのは
かなり大変な作業だ。


女の子には
なるべく公平に仕事を回してあげなくちゃいけないし
同じ方面の女の子を効率よく拾って
INもOUTもロスなく回していくのは
頭を使うしとても疲れる。


90分コースでも70分コースでも
女の子達はみんな仕事が早く
だいたい30分以内で上がってくる。


それから
レースクイーンだ
大学生だと
客からの要望があっても
全く関係なくその時に余っている女の子を配達する。


チェンジになった場合だけ
他の女の子を行かせる事になるが
どれだけうるさい客でも
せいぜい3人もチェンジすれば
「まぁいっか。」
と妥協してしまう。


男の欲望は辛抱強くはないのだ。


結局70分コースの2万3千円でも
VIPコースの5万円でも
なんの変わりもないという
インチキ商売だった。


仕事が終わる頃には

私はクタクタに疲れてしまっている。


でも

私の仕事はそこで終わりではなかった。


iii


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