シティホテル・コルテシア東京

新田は三度、潜入捜査を開始する

 

 

アパートで見つかった死体のそばには、血の付いたナイフが落ちていた。

 

ナイフで刺される事件が3件続き、同一犯の連続殺人事件か

 

3件それぞれ少年院送致、懲役刑、執行猶予の過去があり、被害者家族から憎まれていた者たちだった。しかし、その被害者家族にはアリバイがある。

 

3人の被害者家族が同時にホテル・コルテシア東京に泊まるとの情報。3人に繋がりがあるのか。交換殺人か‥

自分が殺したい相手をほかの人に殺してもらう代わりに、自分も誰かに代わって殺人を行う。完璧なアリバイを作れる。

ローテーション殺人

もしかすると、次の犯行があるかもしれない。

 

警視庁捜査一課の新田浩介(ニッタコウスケ)が、ホテル・コルテシア東京で潜入捜査をはじめる。

 

ホテルのベテランスタッフ山岸尚美

違法捜査を進める女性警部

新田の大学時代の同期生の不審さ

宿泊者の胡散臭い若いカップル

怪しげな老夫婦‥

 

新田は、これまでに何人もの犯罪者を捕まえてきた。真に反省する犯罪者は稀だ。反省の演技をしているだけ。反省ではなく命乞いに近い。

 

家族を殺された被害者遺族の苦しみ、加害者の罪の軽さに憎しみが増す遺族の心境。きれいごとでは終わらない。復讐したい‥

 

予想外の犯人がわかり事件解決。

そして新田も意外な方向へ変わっていきます。

 

被害者と加害者と警察と裁判所、それぞれの考え方の違い。立場によって見える景色がまるで違うのですよね。哀しさと優しさと虚しさが静かに漂います。