医は仁術 | 今夜は何に乾杯?

今夜は何に乾杯?

キラキラしたグラスを傾ける前に、必ず「何か」に乾杯したくなる私。
HAPPYなこと、心に決めたこと、ちょっぴり涙…なこと、、そんなちょっとした毎日の出来事をつづってみることにしました。

今日は、観たかった 「 国立科学博物館  」 で開催中の特別展 『 医は仁術  』 を見て来ました。

(金曜は20時まで開催しています)



医は仁術


今は 医学の進歩で、私たちはすぐに苦痛の少ない治療を受けることが出来、健康を維持しやすく

なっていて、とても感謝してますが (特に日本は最先端国の一つ!)、昔の人は 大変だったと思います。

苦しいの 痛いの 苦手な自分からすると、麻酔もなく治療するのとか すごく辛かっただろうな・・・とか、

いや、もしかしたら それなりに麻酔もあったのかもしれない・・・とか、医学の知識は全くないものの、

昔から けっこう興味持ってました。 (本当に献体を使って開催された、あの 「人体の不思議展」 も

2回くらい見に行きました♪) 東洋医学、漢方にも興味あり! なので 今回も見に行ってみました♪


日本の医療は、古くは 中国から伝えられたものが発展してきたようですが、西洋への留学なども経て、

江戸時代に急速に発展したそうです。

そして、江戸時代は平和な時代ゆえ、「皆に治療を分け与えてあげたい」 という 思いやりの心も相まって、

医療がどんどん充実し始めたそう・・・ そう、医療の根底にあるべきものは 「仁」 の心・・ ということで?、

主催企業のTBSドラマ 「Jin -仁-」 に主演してた 大沢たかお のナビゲーションからスタートしました。


仕事後に行ったので、1時間弱しか観れませんでしたが、本来2時間以上かけて観る展覧会だそうで、

かなり展示物が充実してました!

昔の医療書、医療道具、解剖図、薬草の効用についての書物・・・などなど、興味深いものばかり!

1600年代にオランダなどに留学してたときの書物に、カタカナがギッシリ書かれてたのも面白かった!

昔の人はホント真面目で真摯だったんだなぁ、、アタマが下がる思いでした。


そして、江戸時代に初めて医療としてきちんと行われたという 「解剖」 の詳細がスゴイです^_^;

日本画で、内臓を切り取っているところ、剥がれた顔、割られた頭から見える脳など、パーツも全体図も

たくさん描かれてました。  皆で解剖してる風景も、腸を引っ張り出しちゃったりしてスゴイんだけど・・・^_^;


でも、ホラーとかみたいに、苦痛が伴うのは許せないんだけど、小宇宙的に人間の神秘として捉えると、

すごく惹かれてしまう 「人体」。  もう ずっとニヤニヤして見つめていました(笑)。
胎児の様子を描いた 産婦人科の書も、興味深かったです。

最後に、あの 鉄拳さんの、感動の “パラパラ漫画” シアターも ありますよ♪
時間的に 急ぎ足で観たので、現代医学コーナーは だいぶ 端折って見ることになってしまった・・・
もっと早く入って ゆっくり見たかったなぁ!

というワケで、ワタシ的に とても面白い展覧会でした!  また こういう医学系があったら 見に行きたい!