我が家の庭には5本バナナの木が生えている。主人がどこからかもらったか、拾った木を3年前に植えたものらしい。
そのうち1本だけに花がつき実がついた。さすが南国…とはいえ、実はロドス島は東京より少しだけ緯度が高いのである。天気というのは、緯度だけで決まるものではないのだなぁとつくづく。
東京の実家の庭には、栗、柚子、桑の木(実は紫)、沈丁花があった。
今、ロドスの家の庭には、バナナ、桑の木(実はクリーム色)、ブーゲンビリアの木、そしてハイビスカスの花が咲いている。緯度は変わらないのに、こんなに違う植物が生息していることが不思議でならない。
立派な実から花が垂れ下がっている。
こんな光景を見るようになったのも、ロドスに引っ越してきてからだ。
しかし。最近かなり強い風が吹くと思ったら…なんとなんとバナナの花と実が落ちた!
花を包んでいる苞を量ってみたら、1.2kg、長さは24cm、直径10cm近く。落ちた時に下にいなくて良かった
なんだか、生きていると面白いことが色々起こるものだ。庭にバナナが生えている家に住み、さらにバナナが強風で落ちるなんて目の当たりにすることがあるなんて。
このままバナナを外に置いておけば、熟れて食べられるようになるのだろうか。