ロドス島 中世バラ祭り | スケッチブックと旅をして

スケッチブックと旅をして

シンガポール、フィンランド、ドイツ、スペインのマヨルカ島などに住み、現在ギリシャのロドス島に住んでいます。スケッチブック、色鉛筆、水彩絵の具を持って、日々目に留まったものや旅先で心に残った風景を書き留めています。

なかなか調子が上がらなかった9月。普段は占いなど一蹴する私が、これは大殺界と呼ばれるものではないかと気になり、友だちに調べてもらったら中殺界だという。大殺界という言葉も3ヶ月前に知ったばかりだというのに、中殺界とは・・・?まぁ、大よりは小さいということだろう。

 

その中殺界とやらも9月で終わるといわれ、待ちに待った10月がやってきた!

9月には日記を描く時間はたくさんあったはずなのに、すべて10月まで持ち越しにすることに決めこみ、10月に入ってから少し調子を上げていくことにした。

 

というわけで(?)、少し過去にさかのぼって9月の日記を細々と。

ロドス島の中世バラ祭りが旧市街で行われるというので、楽しみに旧市街に向かってみた。

自宅から旧市街までは徒歩10分、最近は新市街(美容院や普通のお店がたくさんある町。旧市街はお土産物屋さんや夏季のみしている営業のレストランが中心)に行くための通り道として歩いている私だが、この旧市街、実は15世紀に建設されており、世界遺産に登録されている。

 

 

中世バラ祭り、とはロドス島のシンボルであるバラにちなんてついている名前で、このお祭りを主催しているNGOの名前にもなっているらしい。しかし、ロドスに住んでいるとバラよりもハイビスカスやブーゲンビリアの方が圧倒的に多く、バラ祭りと言われてもどんな祭りなのか想像もできない。実際は主催者たちが中世の衣装を着て旧市街を練り歩き、当時の様子を再現するというもので、バラのお花がふるまわれるわけでもなく、バラの花を見かけることさえなかった。

 

ところで、時は9月。観光シーズン真っただ中。ロドス島は、人口11万人に対して、夏だけで200万人の観光客がおとずれるという恐ろしい場所なのだ!なので、観光客が練り歩くのを見に来たような錯覚にも陥る場面もしばしば。日本だったらきっとオレンジの三角コーンを立てて「観覧の方は立ち入らないでください」などとメガホンでのアナウンスがあるのだろうが、ここはロドス島。観光客のみならず、地元の人が中世の衣装を着ている主催者たちに話しかけ、世間話を始めたりする。。。雰囲気ぶち壊し…日本のメガホンもどうかと思うけどね。

 

 

お祭りが始まる30分くらい前に旧市街に入ったところ、主催者たちが準備しているところにでくわしたのだが、その時が一番中世らしさを感じられたような気がする。

 

 

 

 

 

そんな場面を絵に描いてみた。

 

 

余談だが、写真に写っている騎士の格好をしたお兄さんはとてもハンサムでかっこよかった。

現在日本語を勉強中とのこと。

 

9月はたくさんの写真を撮るばかりで、なかなか筆が進まなかったので、これからねじを巻きなおして、過去日記を含めていろいろ描きたいと思う。