和装の衣替え、ざっくりご紹介します。 | さあ洋服を脱ごう! 無重力着付けの鞠小路スタイル

さあ洋服を脱ごう! 無重力着付けの鞠小路スタイル

しんどくない 着崩れない むしろどんどんラクになる

こんにちは、鞠小路スタイル京都教室の浅井です。

 

夏の着物姿はキリッとして爽やか。

白い日傘なんてさすと、半径3mほど涼しそうに見えます。

夏も冬も着物姿のシルエットは同じなのに、不思議ですね。

 

image

 

この爽やかな印象を作るのは、涼しい素材の布たち。

洋服に衣替えがあるように、和服にも衣替えがあります。

着物はもちろん、帯も、着物の中に着る長襦袢も、

そして、帯揚げ、半衿などの小物もです。

 

それぞれ、ざっと見ていきましょう。

 

夏の帯

胴にぐるぐる巻きますので、夏用の涼しい帯でないと暑い季節は厳しいです。

また、帯はコーディネートの印象に大きく影響するアイテムですので、

涼しそうな帯は重要。

 

まずは夏帯王道の透け感たっぷりのもの。絹でできています。

image

image
 

ポップな柄の麻帯もあります。

image

 

 

夏の長襦袢

全身覆うので、これも涼しい素材でないと大変なことに。

また、夏の透ける着物の下に着るので、裾や袖が着物より短かったりすると目立ってしまいます。

暑くなる前に、マイサイズの長襦袢を準備しましょう。

 

長襦袢もやっぱり薄くて透ける素材。

こちらは東レが開発した「爽竹」というシリーズ。

ポリエステルなのですが、原料に竹を使っていて、
湿気を吸収しやすく、蒸れにくく、しかもとても柔らかいです。

夜に帰って洗濯機で洗って干しておけば、朝にまた着れるほど速乾性があります。

扱いやすさ、着心地ともに優秀です。

 

 

夏の和装小物

正直ここからは、着ている人にとって涼しいかと言われると微妙です。

でも、見た目大事!

 

このごろ洋服では、夏にファーのピアスとか、ファーのサンダルとか、

防寒の代表のようなファー素材が夏に小物として取り入れられています。

肌の露出の多いコーディネートでは、それも面白くていいですね。

 

でも和服は年中露出度は同じ。

暖かそうな素材の小物は、普通に暑そうに見えます。

小物も気を抜かず、涼しげなものを揃えましょう!

 

半衿

 

帯揚げ

どちらも絽目という透かし目が入っているものが多く見られます。

 

帯締め

帯締めは通年で使えると言われていますが、こういう透け感のあるものはとっても涼しそうに見えるんです。

 

他にも夏草履があったりもします。

 

帯締め、草履は余裕があれば。

その他は衣替え必須ですので、今から意識しておくと好きなものが見つかるかも。

 

ぜひ夏も着物を着て、周りを爽やかにしてくださいね。