【きものの学校特別講座 結城紬産地見学】現地でしか感じられないもの | さあ洋服を脱ごう! 無重力着付けの鞠小路スタイル

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こんにちは。

鞠小路スタイル東京教室の江原です。

 

私が初めて結城紬の産地を訪れたのは昨年の冬でした。

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きものの学校 「きものを知る〜基礎編〜」の準備のために

産地へ行けることになり、休みの日を利用して向かいました。

 

 

ご協力くださったのは、今回の特別講座でもご協力くださる「結城・龍田屋」さま


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行くまでは正直

?おまめどうやっていくの?

?おまめどこにあるの?

?おまめ何が見られるの?

と思っていました。

 

きものの学校の準備として本や動画は勉強していましたし、知識としてはいろいろなことを持っていましたが、

いったい何が見られるのか?得られるのかはさっぱり分からなかったんですね。

 

実際現地に行ってみると、びっくりすることだらけでした。

 


 

整理屋さんでの反物のゆがみを取る【伸子張り】

「速い!」

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どこを見ているのかわからないけれどあっという間にアイロンをかけたようにぴんとなる生地の様が、まるで生地が生き生きとしてくるような感じを受けました。

この作業は晴れた日の、しかも午前中にしか行わないそう。

穏やかに作業されていますが、まさに時間勝負なんだなと肌で感じました。

 

染屋さんでの、【1反分の糸の重さ】

「軽い!」

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軽いと言う一言では表せないくらい、見た目の大きさと抱えたときの重さとのギャップは今でも忘れません。綿あめのような軽さだったんです。

これは映像や数値では全く分からないなと思いました。

 

機屋さんでの、【気の遠くなるような機織り】

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私の実家は農業と漁業を行っていて、漁に出た後は居間で祖父母がよく漁で使う網を修繕していたのですが、

そんな、普通の生活の中で日々営まれているような空気を感じました。


 

結城紬って知っているつもりだったけれど、

知識として知っているのと、

体感、経験している「知っている」とでは、全く感じるものが違います。


それからというもの、私の結城紬を語る熱量が段違いに変わったのは言うまでもありません。

 

 

そこでしか作られていないもの。


8月2日に、皆さんと一緒に、新たな「そこでしか感じられないもの」

を感じたいと思います。