こんにちは。
鞠小路スタイル京都教室の中尾です。
こちらは、私のお気に入りの布です。
この濡れたような光沢。ふれるとしっとりとして、まるで息をしているよう。かたや、ふっくら、ほっこりと優しさを感じる布。
結城紬と大島紬の生産者さんが定期的に開催している、本来は商談用の展示会です。
鞠小路スタイルもご縁をいただき、生徒さん達と年数回訪問しています。
京都の会場は風情ある町屋「ちおん舎」。
広間いっぱいに反物や帯が並べられています。
丹精込めて作られた布。
蚕を育てる人、糸をつむぐ人、染める人、織る人、縫う人、それぞれの職人さんの技術が結集して調和しないと生まれ得ない、奇跡のような美しさ。また、そのような手わざを情熱をかけて生み出した人の存在。
布を一目見ただけで、そういうエネルギーがダイレクトに伝わってきます。
絹、木綿、ポリエステル。着心地や便利さ、それぞれの良さがあります。
では、ここの「唯一無二之会」の大島紬、結城紬の魅力はなんでしょうか。
それは、生産者さんたちの「最高のものをつくりたい、届けたい」という祈るような気持ちが布に染みこみ、織りこまれていて、着る人を包み込み、その人を守ってくれて、力になってくれる気がするのです。
こんな布、本当になかなか無いと思います。出逢えて、また、存在してくれてありがとうと思えるような布です。
みなさんも、次の機会にはぜひ素晴らしい布たちに会いに行って見てください。
東京でも見られます。
【2月15日(水)唯一無二之会見学会見学会】
http://ameblo.jp/marikoji-style/entry-12227391069.html