【帯結び】銀座結びの名前の由来 | さあ洋服を脱ごう! 無重力着付けの鞠小路スタイル

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こんにちは。

鞠小路スタイル東京教室の小林です。

 

着物を始めて最初に覚える定番の帯結びは『お太鼓結び』だと思います。

カジュアルにもよそゆきにも使える利用範囲の広い帯結びです。

 

定番のお太鼓結びを覚えたら、次に覚えたい人気の帯結びは『銀座結び』です。

 

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銀座結びってどんな帯結び?

銀座結びは、かちっと四角いお太鼓結びに比べて、お太鼓の下が丸くふくらんでいて女性らしいフォルムの帯結びです。

 

よく、粋な帯結びとか、こなれた印象、と言われますが、角ばってないところがそのような印象になるんだと思います。

 

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銀座結び 名前の由来

大正時代に名古屋帯ができる前、「引き抜き帯」という帯で結ぶ『角出し』という結び方がありました。

引き抜き帯は、帯の結び方の関係で、お太鼓部分の柄が逆さまにつけられてます。

それから名古屋帯が考案されたんですが、名古屋帯は柄が上向きにつけられているので、名古屋帯で 『角出し』の結び方をすると、お太鼓部分の柄が逆さまになってしまいます。

 

でも、

ニコニコ。名古屋帯でも『角出し』みたいな帯結びをしたい

といって、銀座のママが考案したのが『銀座結び』だと言われてます。

 

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↓こちらは角だしですが、お太鼓柄じゃないと『銀座結び』と変わらないですね。

垂れが裏面になっているのが分かるかと思います。

 

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『角出し』は、帯枕や帯締め、帯揚げを使わずに結ぶだけで完成する帯結びなので、前から見ると半巾帯みたいにもみえますが、『銀座結び』は帯締め、帯揚げは使うので、前から見るとお太鼓結びと変わりません。

 

銀座のママが考案したという、女性らしい帯結び、結べるようになると着物がまた楽しめます。