こんばんは
鞠小路スタイル講師養成コース修了生 泉州さの呉服北浦女将 北浦雅子です。
美しさに理屈なんてないと思います。
展示会でこの作品を見た瞬間
「なんて美しいのだろう～」それのみ感じました。
独特の光沢とシンプルな表現は
他の着物と一線を画していました。
光の源は生地の違い
大島紬の輝き
意匠が簡潔であることが製作者の潔さ
着る用途を考え選らぶことの多い着物ですが
直感的な美しさを頼りに「好き」を選ぶ
本当の美のなかにコネコネとした理屈は不要かと
理屈なしの「本物の魅力」
本日も お読みいただき ありがとうございます。
訪問着『松菱粋趣』
私は氷山をイメージします
完全個人的な感想です(^∇^)
そのイメージがあって、1年で1番暑いこの時期にご覧いただきたくなりました。
とは言え袷の着物
理屈では、です。
遠くから見れば飾り気のないプレーンな印象。近づけば深みある光を発するグラデーション。
無数の白い“ぷつぷつ”はローケツ染
模様部分を蝋（ろう）で防染し染色する伝統的な染色法です。
蝋（ロウ）独特の角なき丸み
人間も丸くありたい
こちらは松を文様化しています。常緑樹の色変わらぬ不変性が昔から尊ばれました。「尊ぶ」っていい言葉ですね。
海面でキラキラ輝く太陽光の反射～
自由な想像でいいんです、大丈夫なんです。
着物は自由、自由は幸せ、人を幸せする日本の衣服。
制作：千總
お問合せ：泉州さの呉服北浦