きょうは薄い雲が広がっています。

きれいな彩雲が見られました。

北日本を中心とした冬型の気圧配置となっています。


北海道付近は等圧線の間隔が狭く、
寒気が流れ込み、大雪や風雪の注意報が出ているところがあります。
昨夜からけさにかけては、雪が強まり、
半日で30cm近い雪が降ったところがあります。
札幌市内でも、12時間で21cmの降雪。


このあとも、風が収束するところ、
上空の気圧の谷の通過で、
局地的に雪が強まりそうです。

吹雪による見通しの悪化などに注意してください。


一方、太平洋側は広く晴れていて、
あすにかけても晴天が続くところが多くなりそうです。

あす、本州付近は高気圧に覆われて広く晴れそうです。


ただ、関東の南には風の収束に伴って低気圧ができる予想。
そうです、いわゆる忍者雲。
参照:2023年12月17日

関東は午前中、沿岸部を中心に雲が広がり、
雨のぱらつくところもありそうです。
午後は、しだいに低気圧は離れ、
天気は回復する予想ではありますが、
東京は最高気温12℃には届かない可能性もあると思っていてください。


また、日本海にも低気圧が発生する予想。
低気圧は夜にかけて、東北・北陸付近に近づきます。
低気圧からのびる潜在的な前線の影響で、
しだいに雨や雪が降り出すでしょう。
降水は、東北北部では雪、東北南部や北陸は平地では雨になりそうです。
雷を伴うこともありそうです。

あさって金曜日は、各高速道路など帰省ラッシュのピークと予想されていますが、
西から高気圧に覆われ、穏やかに晴れるところが多くなりそうです。


30日土曜日も引き続き晴れますが、
午後になると、西から低気圧が近づきます。
しだいに雲が広がって、九州では雨が降り出すところも。

 

大晦日は、日本海の低気圧のほか、
本州南岸にも別に低気圧ができる可能性が高まってきました。
2つの低気圧が列島を挟むように北東進し、広く天気が崩れます。
南岸の低気圧に向かって、暖かく湿った空気が流れ込み、
九州など雨雲が発達する可能性もあります。
上空の寒気は後退し、東北北部でも降水は雨が主体になりそうです。
雪の多い地域では、気温の上昇や雨で雪どけが進むため、
雪崩や落雪、土砂災害など注意してください。
関東は、南岸の低気圧の影響を加味すると、
予想ほど気温が上がらず、寒い一日になる可能性が高いです。


また、低気圧の発達に伴って、午後は風が急激に強まってきます。
大晦日の夜から元旦が荒れた天気のピークになりそうです。
初詣や初日の出の外出は、現地の予報の確認をお願いします。


元日には、上空1500m付近-6℃以下の寒気が関東北部~山陰付近まで南下します。


日本海側は降水が雪へと変わるでしょう。
太平洋側は晴れ間が戻って、初日の出を見られるところも多いですが、
北風が強くかなり寒くなりそうです。


この冬型の気圧配置は長くは続かず、
2日には高気圧に覆われて、穏やかに晴れる見込みです。
3日になると、早くも次の気圧の谷が進んできます。
全国的に雲が多く、日本海側を中心に、雨や雪が降りそうです。