本降りの雨です。
その寒さに憂鬱になる土曜日。
台風14号は、ここにきてお辞儀するような予想になってきました。
こうして、南の海上をウロウロすることで、
関東や東北の太平洋側は、湿った冷たい北東風の通り道になる状態が続くために、
あすいっぱいぐずぐず天気が続くことが濃厚になってきました。
きのうも記しましたが、
伊豆諸島は風がぶつかり合って、雨雲が発達しやすいエリア。
台風の動きが鈍くなることで、ますます雨量が増えます。
厳重警戒です。
西日本は天気が回復に向かうでしょう。
こうなると、また戻ってくる可能性があるのかどうか、ということ。
いくつかのモデルが総合的に生み出した天気図がこちら。
あれ?次の週末!?
今週、運動会が延期になった学校も多いことでしょう…
う~ん。
実は、このお辞儀Uターンの進路を、台風14号発生当初から予想していたのが、
ヨーロッパ中期予報センターです。
5日月曜日の時点で、なぜ南下?と思っていましたが、
本当に南下しそうなコースに。
そこで、天下のヨーロッパ中期予報センターの予想を見ますと…
いったん弱まって不明瞭になるものの、
次の気圧の谷が日本に接近するタイミングで、
北側に前線を発生させ、自身も再発達。
17日土曜日に三陸沖を北上するシナリオでしょうか。
台風として戻ってくる可能性は極めて低いといえそうですが、
来週金曜日ごろの天気がを崩す要因といえるでしょう。
また寒くなりそう…
なお、別に新たに台風15号が発生する可能性が出てきました。
こちらは日本に影響はなさそうです。
・・・・・・・・・・
17時追記
伊豆諸島南部に大雨特別警報が出されました。
さらに300mmのクラスの雨が予想されます。
総雨量は800mm近くに及ぶおそれがあります。
斜面から離れた2階以上の部屋で過ごし、
最大級の警戒をお願いします。
・・・・・・・・・・
コメントありがとうございます。
たしかに家を買ったら、懐寒くなりますね。
でも、もしかしたら、
それでも、タクシーの運転手さんよりもお財布に厚みがあるかもわかりませんし!
◎気象の解析・解説力UPのためのチャリティーメールマガジン