落ち込む。 | 脊髄腫瘍と暮らす生活

脊髄腫瘍と暮らす生活

2009年12月に頸髄髄内腫瘍の摘出手術を受けました。
手術前・入院・退院後の生活を書いています。


人の愚痴やら悩みを聞く、ということは、精神力が必要だ。


私には、そういった事を傾聴する技術がある訳ではないので、ただひたすらに、「聴く」ことしかできない。



先日、友人Mから珍しく電話があった。

電話に出た時点で、Mは泣いていた。



どうやら、彼氏と揉めたらしい。



内容は、思い出すと体調が悪くなりそうなので、なるべく忘れようと思う。

結構な泥沼だ。



Mは、彼氏と付き合いをやめたくないらしい。



Mの彼氏とは私も知り合いだ。

彼氏の性格からすると、たぶん、少し時間がたったら、素知らぬ顔で付き合いを継続するんだろうな、と思った。



Mに言った。

「彼氏、モテないから、きっと、別れようとか言わないと思うよ」


人の彼氏に対して、随分な言い草だな、自分。

とは思ったけど、もう、この二人の話は聞き飽きた。



当人は、大変な心境で、本当に気の毒なくらい不安に思っているけど、小一時間、泣きながら泥沼な恋愛のもつれ話を聴くのは、結構な労力だ。


でも、泣いている友達の電話を切ることもできず、ただひたすら聴いていた。




一生懸命聴いてしまうので、ぐったりしてしまった。



その日は、友達とご飯を食べに行く約束をしていた。

ビールを飲んでも飲んでも飲んでも、酔わなくて困った。


結局、ビール8杯飲んだ。



その途中、Mからメールが来た。


「さっきはありがとう。

彼氏から会おうって連絡きた。」




お疲れ、私ガクリ



つか、さっさと別れちまえ!!