聴力再検査。 | 脊髄腫瘍と暮らす生活

脊髄腫瘍と暮らす生活

2009年12月に頸髄髄内腫瘍の摘出手術を受けました。
手術前・入院・退院後の生活を書いています。


ここのところ、シリーズ化していた「耳の閉塞感。」ですが、なんだか長引きそうだし、後で自分で振り返るのに便利なように、ブログテーマ追加しました。




「耳閉感&自声強聴」。


病名でまとめられたら良かったのだけど、今のところ無理そうだ( ´(ェ)`)





さて、昨日8月26日(金)、1週間のプレドニン服用を経て、優しさ耳鼻科に再び行って参りました。



自分としては、1週間、体調的には元気だったけど、耳に関しては特段の変化はないような気がしていた。

むしろ、聴こえづらさを自覚してしまい、難聴が少し悪化したような気分だった。



受付を済ませて間もなく、看護師さんに呼ばれ、「どんな感じですか?」と質問されました。



「…どんな感じとは???」



「先週と比べて、良いとか悪いとか…変わりない、とか…」

看護師さんは変わらない笑顔で話してくれます。



「ああ…変わり、ないです…(´∀`)」

(耳は変わりないけど、身体は元気だよー)



その後、すぐに聴力検査室へ。

先週より簡単に検査終了。

あの狭い検査室にも慣れてきた感じ。




そして、「中待合室でこちらの質問票を記入してもらいますね」と看護師さんに、用紙とペンを渡された。


空いてる席を見つけて座り、質問票を書きました。



質問票は、質問に対して、「いいえ」「はい(ときどき、しばしば、常に)」の4つから選んで○をつけていく形式。




さて。



「気分が落ち込んで憂鬱なときがある」


「寝つきが悪く、朝早くに目が覚めることがある」


「食べ物の味がしない」


「音楽を聴いて楽しいと思う」


「集中力が続かない」


「テレビを観ていて楽しいと思う」


「めまいや頭痛がある」


「1日の中だと、朝の方が体調が悪い」


「人生がつまらないと思う」




他にもたくさんあった。でも、覚えてない。


2個目の質問で、気付いちゃったよ。




誰でも気付くと思うけど、これ、


「うつチェック表」ガクリ




質問票に答えを書きながら思う。


私の今の状態は、「うつ傾向」にあると思う。

それは自覚ある。


自律神経の失調もありそうだし。




だけど、こんな風にチェック表を書くことになるとは…( ̄Д ̄;;



食欲がない、とか、めまいがする、とか、リボトリールの副作用の可能性が高いし。


朝、具合が悪いとか、集中力がもたないとか、趣味などもやる気がしない、とかさ。



身体痛いんだから仕方ないだろーーーー!!!


質問票に向かって、心の叫び。




まぁ、それはさておき、先生の診察。



聴力検査は、先週と比較してみると、低音の聴こえが「正常」の範囲内に入っている、とのこと。


ええええええ( ̄□ ̄;)!!


自覚、ないです。

単に検査機器に慣れて、結果が良くなっただけじゃない?


まぁ、でも、普通に会話できてるから、正常なんだろうな…。



「でも、耳の詰まった感じは、変わらないんですよね?」

先生に問われた。



「はい。先生のおっしゃった通り、薬を飲んでから、体調自体は良く、ご飯も美味しくなりましたが、耳は全く変化ありませんでした」



「そうなるとですね…」


先生は、さっきの質問票を片手に話し始めた。




・耳の機能自体は問題がないこと


・聴力も正常の範囲であること


・だけど、自覚症状(耳閉感・自声強聴)だけがあること


・私の病歴(脊髄腫瘍)のこと


・質問票(うつチェック表)の結果が、「疑わしい」のラインから超えていること




これらを踏まえて…



「マコさんの場合、心療内科からのアプローチの方が、症状が治まると思います。

前に受けた手術のことや、仕事のストレス、長いストーリーがあります。


軽い症状であれば、耳鼻科で薬を処方したり治療したりできますが、

マコさんの場合、その範疇を出てしまっています。


なるべく早く心療内科に行って下さい。」




…。


……。


……(=◇=;)




おいっ!!!!




心の中で突っ込んだね。


耳の機能に問題がない?

ここでできる検査なんて、たかが知れてんだろうがっ!!




「心当たりの心療内科がなければ、紹介状を書きますよ。

うちからはひとつの病院にしか紹介していないんですが。」



「…ちなみにどこの病院ですか?(´・ω・`)」



「星空メンタルクリニック(仮名)ですよ」



「…∑(゚Д゚)…そこは行きたくないです…」

(先生が怖くて、患者の話をろくに聞いてくれず、ダラダラと精神薬の処方を続けると評判)



「では、どこでもいいので、行って下さいね。」



「あの、宛名無しの紹介状は書いてもらうことはできないのでしょうか?」



「そういうことはやっていません」



「次の病院にかかる時に、現在の私の状況を正しく伝えたいんです」



「それは、そのまま話せばいいですよ。自覚症状とか、プレドニン飲んで効果が無かったとか」




原因のハッキリしない症状の患者は、仲良しの心療内科に紹介して終わり?

「ひとつの病院にしか紹介状を書かない」ってとこが私の不信感をMAXにしちゃったなガクリ


もっと検査機器の揃っている総合病院とかに紹介するとか、しないの?



なんだか、話せば話すほど、先生との距離が離れて行く感じがした。




「耳の機能的な問題は、ない、ってことですよね」

もう一度念を押して、診察を終えた。