耳の閉塞感。③ | 脊髄腫瘍と暮らす生活

脊髄腫瘍と暮らす生活

2009年12月に頸髄髄内腫瘍の摘出手術を受けました。
手術前・入院・退院後の生活を書いています。


体調は、痛み、痺れ、多少のめまいなど、いつもの感じで目が覚めました。


で、耳のボワボワ。

昨日と変化なし。



とにかく、今日は会社に行かないとマズイので、ノロノロと準備をして会社行きました。




そして、ショックなことが。


うちの会社には医療・福祉関係者が多い。

看護師とか理学療法士とかケアマネージャーとか。



そして、その3名全員に、「なんで閻魔耳鼻科(仮名)に行ったのーーーーーーー!!!???」と、悲鳴のように嘆かれました。


その理由。


・ヤブだから。

・国家試験7回落ちてギリギリ医師になった人だから。

・病気に対する知識が足りないから。

・態度が悪いから。

・治療が乱暴だから。



…腕は良いって聞いたのに。

誰から聞いたっけ。…母か。



「風邪程度ならいいかも。」ですって。



「きょ、今日も行こうかと思ってたんだけど…(汗」


「行かなくていい!!他の病院に大至急行け!!」


なんていうか、迫力が皆すごいガクリ


「よりによって、閻魔耳鼻科に行くなんて…」



「とにかく、優しさ耳鼻科(仮名)の方が絶対良いよ。

前にも診てもらったことあるんでしょ?」


「う、うん…、じゃ、明日土曜日もやってるから、優しさ耳鼻科に行ってみる」


「閻魔耳鼻科のことは気にしなくていいから!!」


「は、はい」



いきなり、朝からテンション、ダダ下がり…ドクロ



そして、仕事始めて、気がついた。

耳の閉塞感が悪化している…。

自分の声と鼻呼吸音と心音が頭の中で響いてる…。

上司(男性)の声が聴きとりづらくなってる…。



焦る。

焦って、現金(小銭)ばら撒いたりした。

洗剤のボトル、掴み損ねて、若干投げ飛ばした。



欠勤明けの仕事の山を片づけながら、決めた。



今日、優しさ耳鼻科に行こう

(30分早退して。)



自分でも、主体性ないなー、と思う。



でも、やっぱり、閻魔耳鼻科での先生とのやりとりとか、納得できてなかったし。


回転性の激しいめまいも、吐き気・嘔吐、耳鳴りもないのに、「メニエール病疑い」っていう見解も納得できなかった。



ドクターショッピングは、良くないって重々わかってる。

でも、どうせ病院を変えるなら、早い方が良いに決まってる。



会社の看護師さんや、理学療法士さんなどに相談しても、


・メニエール病にしては、めまいの症状が軽い。吐き気もない。


・突発性難聴にしては、難聴の程度が軽い。


じゃあ、なんだろうね。

あ、それを病院に調べに行くんだった。




さて、仕事をサクサク片づけ、いざ!


やることが決まると、行動が早い。



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



優しさ耳鼻科に到着。



初めに、看護師さんに軽く問診を受ける。


・3~4週間ほど前から耳がボワボワする。

・自分の声や呼吸音、鼓動まで、頭の中で響く。

・でも、横になったり、頭を下げると治まる。

・フワフワとしためまいがある。

・周りの人の声が聴きづらくなってきた。



そして、閻魔耳鼻科と同様に、鼓膜の検査と聴力検査。



いよいよ、優しいセンセの診察。


左右の耳を診て、鼻診て、目の動きを診て。


検査の結果のグラフを手に、説明してくれた。

結果は、低音域の聞こえが悪くなっている、とのこと。


私の年齢(37歳)からすると、正常ではないって。



「肩コリはありますか?」


「あります。」


「治療したことはありますか?」


「整骨院でマッサージしたくらいでしょうか…

でも、私、おととし、脊髄腫瘍…頸椎の髄内腫瘍の摘出手術を受けまして、その際、肩凝りに関わる筋肉を切り開いています。その後、もちろん血行はさらに悪くなり、肩こりも重症化していると思います」



そこまで言うと、センセ、びっくりしちゃって。

「…ものすごい手術受けてるんだね」と目を丸くしてました。


あれ、私、前に来た時に報告してなかったんだー。

あは。



「あとは、この病気は、頑張りすぎちゃう人が多いんだよね」


「緊張感っていうか、ストレスっていうか。肩凝りも関係してくるけど」



「はぁ、まぁ、仕事の面では少し、そういうところはあるかも知れませんが…。

さっき申し上げた病気の後遺症で、上半身に痛み・痺れ、下半身に痺れ・感覚麻痺があります。

そういう意味では、常にストレスにさらされているとは思います。」



「疲れがたまったりすると、症状が出たりするね。

今は、症状が揺らいでいると言える。」


「あの…病名ってあるんですか」


「あるよー。『低音障害型突発難聴』って、長い名前なんだけどね(苦笑)」


「でも、薬飲んで、治ることが多いから。1週間分出しとくよ」


「どんなお薬なんですか?」


「うん、まぁ、ホルモン剤だね。血流が良くなる。あと、食欲が出る。これ飲むと元気になる患者さん多いね~」


「血流が良くなる(肩凝りに効きそう)、食欲が出る(食欲なくて困ってる)…嬉しいかも、ですニコ


「1週間飲んでみて、また来週検査に来てね」



そして、不安に思っていた、もうひとつのことを聞いてみた。


「私、脊髄腫瘍もあったので…聴神経腫瘍とか、そういったことも少し気になってて…」


「うーん、それは、MRIを撮ってみないとなんとも言えないなー。」


「あ、大丈夫です(?)、もし、どうしても気になったら、自分で脳ドックとか行きますから!」


「もし、そうなったら、ちゃんと病院紹介するから、安心して(´∀`)」


…センセ、やさすぃ~~~~~~~キラキラ


そんなこんなで、診察終了。




現金な私は、満足な気分で、病院を後にしたのでした。


・低音障害型突発難聴


・処方された薬


については、また明日にでも調べて記事にしてみようと思います。


長文、最後まで読んでいただいて、ありがとうございましたにゃ