耳の閉塞感。② | 脊髄腫瘍と暮らす生活

脊髄腫瘍と暮らす生活

2009年12月に頸髄髄内腫瘍の摘出手術を受けました。
手術前・入院・退院後の生活を書いています。


今日は朝から雨模様。

いろんな意味で体調も悪ーいガクリ



左のおでこの辺りが痛い。

めまいも船に揺られてるみたい。

耳のボワボワは…別にいいけど、昨日と変わらず。



とてもじゃないけど、会社行って仕事できる状態じゃないや。


休もう。

…もう、有給なくて、欠勤になっちゃうんだううっ...




昨日、ブログをアップした後、皆様からのコメントも参考にいろいろ耳の病気について調べてみた。


その中で気になったのは、「耳管開放症」の特徴の中の、

「横になったり、前かがみに頭を下げると耳の閉塞感が治まる」

というもの。



そういえば、寝てる時は耳のボワボワ、気にならないな。



試しに前かがみに頭を下げてみた。

お、ボワボワ消えた。



…なんとなく、昨日「メニエール病疑い」と先生に言われたけど、自分でいろいろ調べてみたら、違うような気がするんだよね。


最近は、患者がネットを駆使して、下手に情報持ってるから、それを面倒に思う医師も多いみたいだし、あと、やっぱり素人判断だからなんとも言えないよなー、と自分でも思う。



だから、今日、病院に行ったら、今日の体調を聞かれた後に、「横になるとボワボワが消える」ことも伝えよう、と思った。



患者から病名を言うのは、失礼らしいので。

(病名は医師が決めることらしい。っつーか、可能性を相談したいだけなのに…)




今日は、午前が休診で、午後に病院に行きました。


こ、混んでる!

でも、耳鼻科って回転早いから、さほど待たずに診察室に呼ばれました。



先生は、カルテを一目みて、私を診察台に座らせ、一言も発せず、昨日と同じく、鼻からの消毒と、鼻と耳の通りをよくする「シューシュー」っていうのをやりました。


で、看護師さんが「吸入でーす」と私を吸入コーナーに誘導。




いやいやいやいやいや。



ちょっと待って。


私、先生と一言も話してないし。


吸入コーナーに誘導されつつも、先生に食い下がる。


「あ、あの、昨日気付いたんですけど、耳の詰まったような感じなんですが、横になると治まるみたいなんですが…」


立ったまま、閻魔大王のような先生に睨まれながら、だんだん声が小さくなっていく…(ノ_-。)



先生は壁に貼った耳の図解を指しながら、イライラした様子で、


「だからそれは、耳に詰まったモノが、横になると角度が変わって~うんたらかんたら(動揺しすぎて覚えてない)~だから、耳の通りを良くする処置をしてるんだろう!」


と言いました。




そして、敗北感たっぷりで吸入~~~~ガクリ




ちなみに、メニエール病と耳管開放症だと治療の方向性が違うような気がする。


ものすごく大雑把ですが、


メニエール病は、内耳に水脹れのようなものができて、内圧が上がる。で、めまい、耳鳴り、難聴、耳閉塞感などの症状が現れる。


治療は、利尿作用のあるお薬(昨日私がもらったものなど)を服用したりします。

水脹れを軽くするために、身体の余分な水分を外に出すためだそうです。



耳管開放症は、中耳の圧調節が必要な時に開閉する耳管が空きっぱなしなってしまう病気。

原因は、体重減少、妊娠、経口ピル、中耳炎、運動、放射線照射、顎関節症、頚部自律神経異常…


治療は、きちんと確立されたものはなく、漢方薬の処方、体重増加や脱水予防の指導、耳管粘膜を薬剤で腫れさせて、耳管を閉塞させる…



メニエール病は、水分を体外に出す治療、耳管開放症は、水分を補給する方向。


ここが大きく違う。

いいのか、このまま治療を続けてて。って思うんだけど…。




昨日から今日、自分なりに調べてみた限り、今の私の症状は、急激な進行や、死に至るような病気ではなさそうなので、当面、今の耳鼻科で治療を続けてみて、改善されない、あるいは悪化するようなら別の病院を探そうと思います。




とりあえず、お医者さんの言うこと聞いてみるさ。


でも、私の住む地域はホント医療格差の底辺にあるような地域。

命に関わる様な、頭とか心臓とかの症状があって、医者の言うことに納得できないときは、なりふり構わず症例の多い病院を探して、自分の命を守らなくてはいけないと思ってます。


医療の進歩はめまぐるしいというのに、原因不明の認知度が低い病気などを、診断できる医者が極端に少ないんです。


だから、ネットで探して、県外だって行った方が良い。



最近、知人が謎の頭痛で1ヶ月以上も病院めぐりしたのを見ていて、つくづくそう思ったのでした。。。


あ、その知人は結局、「脳脊髄液減少症」という、これまた認知度の低い病気で、結局、県外の国立医療センターの専門医に診てもらえることになりました。



なんだか、医者不信まるだしの記事になっちゃいましたが、良いお医者さんもたくさんいますよね!

無理矢理なフォローですが。。。